16.06.26
ナアマンのいやし
Ⅱ列王5:1-14
ナアマンのいやしの奇跡を通して、神様の奇跡のカギとなるものは何かを学び、私たちもナアマンのように真の信仰へと成長しましょう。
1. みことばを聞く
アラムの将軍ナアマンは、有能で名誉も人望もありましたが、ツァラアトという重い皮膚病に冒されていました。ある日イスラエルの預言者なら彼のツァラアトを癒せると聞き、彼は贈り物を携え、預言者エリシャのところに来ました。
ナアマンは、エリシャに期待していましたが、エリシャはナアマンに顔も見せず、ただ使いを送って神様のみことばを伝えるだけでした。実はそれだけで十分だったのです。なぜなら、神様の奇跡には神様に対する信仰が必要なのであり、信仰はみことばを聞くことから始まるからです(ローマ10:17)。
私たちもみことばを求めましょう。百人隊長もみことばを求めたとき、イエス様に喜ばれ奇跡が起こりました(マタイ8:5-13)。神様は私たちにみことばを与え、私たちがみことばに従うようにと願っています。
2.みことばの中に神様が働かれる
「ヨルダン川で7回身を洗え。そうすればいやされる。」というみことばは、ナアマンにとっては馬鹿げていていました。それで彼は怒り、失望して帰ることにしました。
神様のみことばは、信じない人々にとっては、馬鹿げて見えるのですが、みことばは真理であり、信じる人々にとっては神の力なのです(Iコリント1:18、21)。神様はみことばによって世界を造られました。私たちがイエス様に留まり、みことばが私たちに留まることにより、求めたものが与えられるのです(ヨハネ15:7)。みことばに留まるなら私たちは主の弟子です(ヨハネ8:31)。みことばに留まり、みことばを信じるということはみことばを実行することです。みことばを実行しないなら信仰がないということであり、何の進展も祝福もありません(ヤコブ1:22-25)。
3.神様と出会う
ナアマンが部下の勧めに励まされ、みことば通り、ヨルダン川で7回身を洗うと、本当に癒されました。彼は忠実にみことばを実行したのです。その結果、神様の奇跡を体験し、真の神様を知ったのです。彼は真の神様を知った喜びで満たされ、真の神様のみを礼拝することに決め、アラムに帰ってから祭壇を築き、忠実に信仰を守り通したのです。人に頼る信仰から、自分の意志で神様を礼拝する信仰へと成長したのです。
なお、それから120年して、ダマスコで祭壇の作り方の詳細な図面が見つかり、ユダの人々の信仰を復活させることができました(Ⅱ列王16:10-16)。これはもしかしたらナアマンが持ち帰った祭壇の図面かもしれません。
私たちもナアマンのように、みことばを信じて実行することで神様の奇跡を体験し、真の神様を知り、神様を自分から進んで礼拝する人生へと変えられましょう。
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