ペンテコステの日に

ルカ24:13-32、使徒2:1-11

2023.05.28

1.神の御業を聞いて心は燃える

ルカ24章13節から、エマオに向かう2人の弟子の話があります。彼らはイエスが十字架にかかって死なれたことを知っていて、その心は打ちひしがれていました。そのとき、イエスが近づいてきて、ともに歩き、聖書の話をしました。彼らはその人がイエスであることを知りませんでしたが、イエスが食事を祝福する姿を見てイエスであることに気づきました。この瞬間にイエスは見えなくなりました。彼らはイエスとともにいて、イエスが聖書を説明してくださったとき、火のように燃える心を感じたのです(ルカ24:31)。イエスが聖書の話をされたとき、すなわち神の御業を語って聞かせてくださると、私たちの心は燃えるのです。私たちはたとえ自分の無力さに打ちひしがれていても、御言葉に触れて霊に燃やされましょう。

2.聖霊に満たされるとき燃える心で神の御業を語る

聖霊が下ると、私たちは力を受けます(使徒1:8)。使徒2章の聖霊降臨のときも一同に力がそそがれました。聖霊によって心は燃えたのです。さらに彼らは外国の言葉で神の大きな御業を語りだしました(使徒2:11)。外国人たちが聞いて驚きました。自分たちの言葉で神の大いなる御業を聞きました。このとき、彼らの心にも火が付きました。彼らも大勢の人々がペテロの説教を聞いて、心を打たれ、イエスを信じて救われました。私たちが聖霊に満たされると、心は燃え、力に満たされます。さらに神が聖霊によって、神の御業を語らせてくださいます。聖霊によって私たちは福音宣教をするようになるのです。これこそ聖霊の働きなのです。聖霊によって燃える心で神の御業を語るとき、人々の心にも火が付き、人々の心も変えられるのです。私たちも聖霊に満たされ、燃やされて、神の御業を人々に宣べ伝えてまいりましょう。

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