14.12.07
マリヤの信仰
ルカ1:26-38
イエス様の母マリヤは、いったいどのような信仰の持ち主だったのでしょうか。私たちはマリヤの積極的な信仰を学び、神様からのプレゼントを受け取れるようになっていきましょう。
1.神様は私たちに更にすばらしいプレゼントを用意しておられる
御使いはマリヤに、救い主・イエス様の誕生についてのメッセージを告げました。それは祝福のメッセージであり、神様の愛の現れ、人類の救いであり、すばらしい喜びの知らせでした。マリヤにとっては大変光栄なことでした。
神様は私たちにもこのようなすばらしい祝福を用意しておられます。御使いが私たちに、「おめでとう!恵まれた方!」と言っておられるようです。私たちには主イエス様がともにおられ、人生が祝福されているのです。さらに、すばらしい祝福のみことばが与えられています。それらのみことばが日々実現していくのです。ときにはありえないと思っていたような大きなことが、私たちの人生に実現していくのです。さらに永遠のいのちが与えられ、神の国で永遠の喜びの中で生き続けることができるのです。
2.神様のプレゼントは信じる者に与えられる
マリヤは結婚前でしたから、いきなり身ごもるとお告げを受けても、不可能なことだと思ったことでしょう。しかし、不可能だから信じないという意味ではなく、いったいどのようにそれが起こるのかということを尋ねました。すると御使いは、人の目に納得しやすい合理的な答えではなく、詳しい説明でもなく、ただ、神様の力でなされると語られたのです。神様に不可能はないというのが答えでした。
神様は天地を造られた方です。神様のみことばは必ず実現するのです(イザヤ56:10-11)。人間には不可能でも神様には可能です(マタイ19:26、ルカ1:37)。神様は私たちに細かい説明をなさりませんが、信じる人を喜ばれます(ヘブル11:6)。そして信じるなら神様の栄光を見るのです(ヨハネ11:40)。
マリヤは神様を信じ、そのご計画を受け入れ、そのことばどおり、自分の身になりますようにと信仰告白をしました(ルカ1:38)。
神様のプレゼントは信じる者に与えられるのです。信じるなら信仰告白をしましょう。信仰告白とは、神様のことばを信じ、受け入れるという表明です。これは同時に不可能を信じるわけですから、自分に死ななければできないでしょう。しかし、信仰告白こそ神様が働かれるスイッチとなるのです。
3.神様を信じるために励まし合おう
マリヤは信仰告白したのですが、この先どうなるかということを考えたら、難しい問題があることに気づいたことでしょう。ヨセフから疑われたり嫌われたりするかもしれない不安、犯罪者として処刑されるかもしれないという恐怖、それだけでなく、妊娠によって劇的に自分の体が変化するだろうという大きな不安などです。これらの不安や恐怖を思ってもなお、喜んで信じました。それはマリヤが純粋に神様を信じていたからでしょう。私たちも、信仰にともなう問題や不安や恐怖や困難を勇敢に乗り越えてゆかねばならないのです(ヨハネ16:33)。そのためには、神様への純粋な信仰をもつことです。
このあとマリヤはエリサベツのところを訪問して、主のみことばが確かであることを確認し合ったのです。信仰の困難を乗り越えるために必要なのは一緒に集まって祈り励まし合うことです。
どんなにすばらしい祝福でも、信じなければ実現しません。神様のみことばを信じるなら実現し、祝福され、実を実らせ、守られ、さらに多くの人々が恵まれるのです。
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