18.12.09
クリスマスは神様が人類にすばらしいプレゼントを与えてくださった日です。そのプレゼントとは、神様のひとり子イエス・キリストです。しかし、この素晴らしいプレゼントの陰には、マリヤの神様に対する従順な信仰があったことを忘れてはいけません。
1.神様の恵みはへりくだる者にそそがれる
ある日、マリヤの前に御使いが現れ、「おめでとう、恵まれた方。」「あなたは神から恵みを受けたのです。」と言いました。その恵みとは、子どもが生まれること、その子は神様の子であり、王すなわちメシヤであり、マリヤはその母となることでした。これは何と光栄なことでしょうか。神様に用いられることは素晴らしいことですが、その中でも人類の救いという最も大切な働きのために用いられるのですから、これほど素晴らしいことはありません。
これほど神様に恵まれたマリヤは、どんな人物だったのでしょうか。彼女はとてもへりくだっていました。なぜなら彼女は神様に対して従順であったからです。彼女は主から受けたみことばに対して「私は主のはしためです。あなたのおことばどおりこの身になりますように。」(ルカ1:38)と言いました。マリヤは神様のことばに従う従順な「はしため」であったのです。へりくだるとは、みことばに従順であるということです。神様の恵みは高いところから低いところへと流れていくのです(ヤコブ4:6)。
2.恵みを受け取るのも従順が必要
神様の恵みは、プレゼントであり、代価は要りません。しかし、恵みを受け取るには従順が必要なのです。
マリヤが救い主の母になるという恵みを受け取るためには、神様のみことばに「はい。主よ。」と従わなければなりませんでした。マリヤはどのように従ったのでしょうか。
① 理解できないことでもみことばに従おう
マリヤは結婚前でしたから、妊娠するなど考えられないことでした。自分の理解できないことを言われたのです。普通の人なら決して受け入れられないことでしょう。しかし、マリヤは「神にとって不可能なことは一つもない」(ルカ1:37)というみことばに励まされ、主のみことばに従いました。神様には不可能はありません。私たちも安心して主に従いましょう。
② 人を恐れずみことばに従おう
結婚前に妊娠したら人々から理解されず、陰口を言われることでしょう。それは若い女性にとって非常につらいことです。しかし、マリヤは神様だけを見上げ、神様に喜ばれるように、そのみことばを受け入れました。私たちも人を恐れずに主を恐れ(箴言29:25)、イエス様から目を離さず、主に従いましょう(ヘブル12:2)。
③ 自分に死んでみことばに従おう
女性が結婚前に身ごもれば、罰を受けるおそれがありました。石打の刑で処刑されるかもしれませんでした。それでもマリヤは主のみことばに従いました。マリヤは自分のいのちを惜しまず主に従ったのです。私たちも自分に死んで、主に従いましょう(ルカ9:23-26)。
④ 人にではなく神様に従おう
マリヤが神様のみことばを受け入れて妊娠したら、当然、婚約者のヨセフはがっかりして婚約を解消するでしょう。どんなに辛くても自分を理解し支えてくれるヨセフがいれば乗り越えられると思っていても、そのヨセフに捨てられてしまうのは、マリヤにとって、非常に悲しいことです。しかし、マリヤは人にではなく神様に従うことにしました。私たちも人に従うより神様に従いましょう(使徒4:19)。
3.神様に従うなら守られる
マリヤは自分にとってさまざまな悪いことが起こるかもしれないという状況でも、神様のみことばに従いました。それほどマリヤは従順な人でした。しかし、マリヤが神様に従ったとき、心配していたことは何一つ起こらず、かえって大きな祝福となりました。
マリヤは自分には理解できなかったことも神様の力によって実現することを身を持って体験しました。疑いの目で見られることもなく、マリヤは処刑されることもなく、守られました。ヨセフとの婚約を解消されず、神様がヨセフに働きかけてくださって、ヨセフもこの子を守り育てることを受け入れてくれました。やがてその子は世界の救い主となり、マリヤはイエス様の母として尊敬されるほどになりました。
このように、マリヤの従順な決断によって、すべてが益となったのです。私たちもへりくだりと従順をもって、神様のみことばに従いましょう。そうするなら神様の恵みが注がれ、人生が祝福されるのです。
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