15.10.25
主は道をまっすぐにされる
箴言3:5-6
先月から先週にかけて、私たち家族はブラジルに行き、家族や親戚たちに会って結婚のあいさつをし、交わりをもち、信仰を分かち合い、大変祝福された旅となりました。不思議な導きで、この任務を主から与えられたときは、本当にできるのかと心配になりました。日程の問題、経済的問題、子どもが小さいという問題、現地の治安の問題、気候や台風の問題、言葉の問題、さまざまな手続きのため妻子だけで先に行かせることも心配でした。しかし、神様がすべてを成し遂げて下さったのです。ハレルヤ!
私たちは、さまざまな働きを主から任せられます。それらを達成しようと努力しますが、やみくもに頑張っても成功するとは限りません。それらを成し遂げ、成功させるために、どうすればよいのでしょうか。
1.自分の考えに頼らず、主に信頼しよう
a.主を信頼しよう
私たちは神様からさまざまな役割が与えられます。そして、それらを達成させ、御心を実現させていくには、神様により頼むことが必要です。人はそれぞれ、これまで学んできた学問・知識や経験があり、自分の知恵に頼ってしまうことが多いのです。しかし、それでは失敗してしまうかもしれませんし、祝福された成功を得ることができないのです。人の知恵は不完全ですが、神様のみことばは信頼できるものです。主の教えこそ最善のアドバイスなのです(詩篇19:7-11)。主に信頼しましょう。ブラジルでは多くの家族・親戚に会いましたが、ほとんどクリスチャンでした。多くの日本人は自分の学問・知識が神様への信頼を邪魔しているのかもしれませんが、ブラジルの人々は素直に神様に信頼する人たちなのだと知りました。
b.絶えず祈ろう
主に信頼するということは、心の中ですることです。しかし、信仰は行動に現さなければ見えません。だからこそ、祈りによって信仰告白することが大事です。ことあるごとに主に祈り、主への信頼をことばに表しましょう。絶えず祈りましょう(Ⅰテサロニケ5:17)。エリヤは神様の御心を行うとき、主に祈り、声に出しました。そのとき天から火が降って来て、神様の大いなる御業が現れたのです(Ⅰ列王記18:36-39)。
今回の旅行でも、ことあるごとに祈り、主の助けを受けることができました。
c.行う者になろう
主に信頼するということは、主のみことばに従うことです。みことばを聞くだけで行いのない信仰は死んだ信仰です(ヤコブ2:17)。行いの伴った信仰が生きた信仰です。
2.どんな状況でも主の導きを認めよう
a.どんな状況でも希望を持とう
私たちが神様を信頼するなら、神様は私たちを導いてくださいます。しかし、すぐに良いことが起こるとは限りません。それどころか、逆のことが起こったりすることもあるのです。それは私たちが本当に主に信頼し続けるか、主が試しておられるのです。どんな状況でも主を信頼し、希望を持って喜び待ち望みましょう。神様には神様のご計画があります(イザヤ46:9-11)。私たちはそれに対し不平を言わず、主の主権を認め、主のご計画にまかせましょう。
ヨセフは神様から偉大な人物になる夢が与えられたにもかかわらず、彼は奴隷として売り飛ばされ、犯罪者として牢に入れられ、さんざんな目にあいました。しかしそれでも彼は神様を信頼し続けると、彼の夢は本当に実現し、エジプトの総理大臣になったのです(創世記37:5-36、39:1-41:45)。
ブラジルの人々は、困難には目を向けず、前向きに励んでいました。貧しくても元気に自分の商売に励んでいる人々、深夜の騒音にも腹を立てない人々、家族パーティーを開くために、自腹を切って準備する人々などです。私たちも困難に負けず前進しましょう。
3.主は私たちの道をまっすぐにされる
a.主に信頼するなら失望に終わらない
このように私たちが主に信頼して歩むなら、たとえさまざまな試練を通ったとしても、主は必ず私たちを成功へと導いて下さるのです。見える状況にとらわれず、ただ主に信頼しましょう。主に信頼するなら失望させられません(ローマ10:11、箴言3:5-6)。
b.主が働かれ、成し遂げてくださる
私たちが主に信頼して歩むなら、主が働かれます。主はさまざまなことを相働かせて益としてくださり(ローマ8:28)、成し遂げてくださるのです(詩篇37:3-6、詩篇138:8)。
自分の考えに頼らず、神様に信頼しましょう。祈りをもって神様への信頼を告白し、みことばに従いましょう。主は私たちの働きを成し遂げて下さいます。
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