15.4.26
弟子を派遣する
ヨハネの福音書20:19~22
イエス様が復活された後、40日の間、神の国のことを語り、数多くの確かな証拠をもって、ご自分が生きておられることを使徒たちに示されました。(使徒の働き1:3)
では、トマス以外の弟子達がどうしたのかみてみましょう。
1. どうして私たちは日曜日に集まるのか(19節)
《週の初めの日に》と二度書かれています。(ヨハネ20:1、19)
それは、ユダヤ人の安息日である土曜日ではなく、日曜日でした。
安息日は律法に定められた、仕事の後の休みを示しています。
日曜日は主の日であり、週の初めの日であり、恵みです。
初代教会は主の復活を覚えて日曜日に集まっていました。(使徒20:7、
Ⅰコリント16:2)それは、主の日として知られています。(黙示録1:10)
2. 神様の平安(19~21節)
キリストは栄光の体で閉じられた扉を通り抜けて、恐れの中にいた弟子たちに平安をもたらしました。二度平安について語っています。(ヨハネ20:19、21) 最初の《平安》は神様と共にいる平安です。主の十字架による犠牲に基づくものです。ですからイエス様は彼らに手とわきを見せられました。(ローマ5:1、エペソ2:14-17)二番目の平安とはイエスを信頼することによって与えられる神様の平安です。苦境にあってもイエス様を信頼するなら平安を保つことが出来ます。(ヨハネ16:33)
イエス様が弟子達に「平安があなたがたにあるように」と言ったのは十字架の御業により神とその民の間に平安が達成されたという宣言が完全なものとして表されています。
3. 重要な使命 弟子を派遣する(21節)
弟子たちはこの世で天の父の大使としての使命を与えられ派遣されました。(ヨハネ17:15-18)イエス様が弟子たちに命じた最も重要な使命であることが、4つの福音書と使徒の働きにおいてみることが出来ます。(マタイ28:16-20、マルコ16:14-18、ルカ24:36–49、ヨハネ20:19–23、使徒の働き1:8)
4. 弟子の派遣には聖霊が必要です(22節)
ペンテコステの日よりも先に、弟子達はイエス様に息を吹きかけられて聖霊を受けました。(ヨハネ20:22)(使徒1:8)
弟子達は最初は恐れていましたが、聖霊を受けた後に神の力を受けました。
ペンテコステの日の後には、(使徒2:14-41)彼らは恐れることはなく宣教を始めました。
ペテロは聖霊の力を得て宣教をはじめ、3千人が信じました。(使徒2:41)
神の命令は、エルサレム、ユダヤの、サマリアの全土、そして、地の果てにまで、イエス様の証人となることでした。しかし弟子達は命令に従わず、エルサレムにとどまっていたのです。神様は彼らを迫害に合わせました。(使徒8:1、11:19-21)
私たちは神様の命令を達成するために迫害を受けるのを待つ必要はないのです。
パウロがキリストにおいて神の栄冠を得るために、目標を目ざして一心に走っているように、私たちもそのような者になりましょう。
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