昼のうちに働こう

ヨハネ9:1-7

220327

今、世界はめまぐるしく動いています。災害やウイルス、侵略戦争、あふれかえる難民など、さまざまなことが起こっています。終末がすぐそこまできていると感じている人も多いのではないでしょうか。このような時代に、私たちが全力を注ぐべきものは何でしょうか。

1.神は人をいやしを願い、イエスを遣わされた

①神は病のいやしを願っておられる

イエスと弟子たちが歩いていると、道の途中で生まれつきの盲人を見られました。弟子たちが、なぜ彼が生まれつき盲目に生まれついたのかを尋ねました。イエスは、罪の故ではなく、この人を通して神の御業が現れるためだと答えられました。そして、イエスはその盲人の目に泥を塗りました(ヨハネ9:6)。それから「シロアムの池で洗いなさい」と言われました。盲人がシロアムの池で目を洗うと、癒され、見えるようになりました。見えない者が見えるようになることが神の御業です。

②癒しのためにイエスは来られた

神はご自身のお働きを行うために、イエスを遣わされました(ヨハネ4:34)。イエスはメシヤであり、神のお働きをする者です(イザヤ35:1-7マタイ11:3-6)。それは盲人の目を開け、聞こえない者の耳を開け、病人をいやすことです。

人は病気やその他の悩みを抱えています。だから人々は神の助けを必要としています。神は病気などで苦しむ人々を助けたいと願っておられるのです。そのためにイエスを遣わしてくださったのです。

2.神は人々の心の目が開かれることを願い、イエスを遣わされた

このシロアムとは、「遣わされた者」という意味があります。神から遣わされた者であるイエスによって、盲人は見えるようになったのです。その後、そのいやされた盲人のところにイエスが来られました。彼はイエスを見て信じ、心の目も開かれ、救われました(ヨハネ9:35-38)。

神は心の目が開かれ救われることを願っておられます(Ⅰテモテ2:4)。神は人々を救うためにイエスを遣わされました(ヨハネ3:17)。人々の心の目が開かれ、救われるためには、イエスを信じなければなりません。イエスを信じることこそ神のお働きなのです(ヨハネ6:29)。

3.イエスは私たちを遣わされた

人々に福音を伝えるために、イエスは弟子たちを遣わされました(マルコ16:15 )。なぜなら、福音は、信じる者を救う神の力だからです(ローマ1:16)。イエスは天に帰られましたが、今度はイエスを信じる者たちが福音を宣べ伝えるのです。そのために聖霊が遣わされました(使徒1:8)。私たちは聖霊とともにイエスを証しするのです(ヨハネ15:26-27)。

イエスの働きは、病の癒しだけでなく、心の目が開かれることです。イエスを知り、信じて救われることが神の御業なのです(ヨハネ6:29)。これがイエスのお働きなのです。

私たちはイエスとともに働くイエスの友なのです(ヨハネ15:15-16)。人々の霊的な目を開けていく働きに、私たちは全力で取り組むことが大事なのです。

自分の仕事も大事ですが、私たちにとって永遠に残る働きは神のお働きです。神のお働きである癒しと救いのために、私たちはさらに働きましょう。

4.神の御業を現すのは昼の間だけ

福音の働きができる時間は限られている

イエスは私たちに、昼の間に、神の働きを行わなければならないと言われました。なぜなら、夜が来ると誰も働くことのできなくなるからです。それがいつであるかは分かりません。携挙の日か、自分の病気や死かもしれません。いずれにしても、今、できるときに福音を宣べ伝えていかなければならないのです。

終末に近づくにつれ、産みの苦しみが徐々に頻度を増して襲うようになります。災害も徐々に頻度を増してきます。にせキリストの出現、戦争、民族紛争、疫病、ききん、大地震、迫害、天からの前兆、不法がはびこり、人々の愛は冷たくなります(マタイ24:6-12ルカ21:8-1225-27)。しかし、この迫害を通して福音が広がることも預言されています(マルコ13:9-10)。普通に生きることが徐々に困難な時代になってくるのです。時間制限があるという危機感をもって福音を宣べ伝えましょう。

 

神は生まれつきの盲人をいやし、人々の病をいやされるお方です。肉体の目を開かせ、心の目を開かせる働きが神のお働きです。神はイエスを遣わし、人々を癒し、心の目を開かせました。イエスは聖霊を私たちに遣わされました。聖霊は私たちを用いて人々を癒されます。私たちは神のお働きのために取り組みましょう。この働きは時間的制約があります。近い将来、この働きができなくなります。今こそ全力で福音の働きに取り組みましょう。

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