17.01.08

永遠のいのちに至る食物のために働こう

ヨハネ6:26-27

新しい年が始まりました。何か価値のあることを今年の目標にしたいと願っていることでしょう。では、本当に価値あることは何でしょう。私たちは今年、あるいは人生で、何をすればよいのでしょうか。主はおっしゃいました。「なくなる食物のためではなく、いつまでも保ち、永遠のいのちに至る食物のために働きなさい。それこそ人の子があなたがたに与えるものです。」(ヨハネ6:27)今日はこのみことばを学んでまいりましょう。

1.永遠のいのちに至る食物のために働くことは価値がある

いつまでも保ち、永遠のいのちに至る食物とは、イエス様ご自身です。イエス様はいのちのパンです。永遠に飢えることなく渇くことのないパンです(ヨハネ6:35、51)。イエス様を信じるなら、私たちは永遠に続く命が得られ、喜びが得られるのです。イエス様の贖いにより、罪の赦しを得、神様と共に歩む素晴らしい人生がずっと続くのです。
このいのちのパンを知らない世の人たちは、幸せそうに見えても飢え渇き、苦しみを背負っているのです。

この御言葉は、誰に対して語られたのでしょうか。5000人給食の奇跡の翌日、パンに満ち足りて喜んだ人々は、イエス様を探して行き巡り、やっと見つけました。しかし、人々はパンを下さったイエス様でなく、イエス様の下さるパンを求めていたのです(ヨハネ6:26)。イエス様を求めることは良いことですが、彼らの求めたものは、なくなる食物であり、一時的な喜びのためでした。また、神様の栄光のためではなく、自分の満足のためでした。

そのとき、イエス様は彼らに「なくなる食物のためではなく、いつまでも保ち、永遠のいのちに至る食物のために働きなさい」(ヨハネ6:27)と言われました。

そしてイエス様のために働くことは、もっとも価値のあることです。私たちも仕事したり家事をしたり育児をしたり学校の勉強をしたりします。これらはとても大事なことです。しかしイエス様の言われる、永遠のいのちに至る食物のために働くことは、永遠のいのちにかかわることであり、永遠に喜びが続き満ち足りるのです。本当に価値あることなのです。地上で努力したことも無駄にはなりません(Ⅰコリント15:58)。天に宝を積むことであり、そこでは目減りしたり錆び付いたりしません(マタイ6:20)。

2.福音のために生きよう

永遠のいのちに至る食物のために働くことの第一は、イエス様を信じることです(ヨハネ6:29、35)。私たちがイエス様を信じることと、すべての人々がイエス様を信じることです。それが神様のわざなのです。神様のわざは永遠に残ります。永遠に続く喜び、真に有益なことです。

これは全ての人が伝道者や牧師になるということではなく、それぞれ神様から召された立場で福音のために生きるということです。

私たちも、たとえば、職場の同僚にイエス様を証ししたり、友達と食事するときも教会に導いたり、また教会に来られた初心者の方々に、イエス様を証ししたりしましょう。もし自分には無理だと思っても、良い態度を通して証しすることもできます。得意なことを用いることもできます。何もできないことはありません。今年は主の働きに私たちは積極的に参加しましょう。このような働きをイエス様が用意して与えて下さるのです(ヨハネ6:27)。

3.聖霊に満たされよう

福音のために何かをしたとしても、継続させることは難しいのです。力が必要です。私たちは、聖霊を受けるとき、力が与えられ、地の果てまでも主の証人となれるのです(使徒1:8)。ですから聖霊を求めましょう。油を用意していた5人の賢い娘たちが花婿の到着をお迎えしたように(マタイ25:1-13)、私たちも聖霊に満たされて、主のために働き続けていく者になりましょう。

私たちが人々を救うことはできません。なぜならそれらは聖霊の働きだからです。私たちの声は人の耳に、聖霊が人の心に語り掛け、導いてくださるのです。聖霊に満たされ、聖霊の導きによって行動しましょう。

2017年、私たちは本当に価値のあることに全力を投じてゆきましょう。聖霊に満たされて、福音のため、永遠のいのちに至る食物のために働きましょう。

Filed under: 柴田晃伝道師