約束の回復

創世 12-1:4,16:1-16,21:8-21

2024年5月26日

1.約束が与えられたアブラハム

主はアブラハムに「あなたの生まれ故郷、あなたの父の家を出て、私が示す地へ行きなさい。そうすれば、私はあなたを祝福し、大いなる国民としよう(創世記 12:1-3)という約束を与えました。この約束が与えられた時、アブラハムは75歳、妻のサラは65歳でした。 アブラハムは主の約束を信じて、どこに行くかを知らないで出て行きました (ヘブル 11:8-10)。

だまされたアブラハム

約束が与えられてから11年が経過しても、アブラハムとサラに子供は与えられませんでした。アブラハムは86歳、サラは76歳になっていました。サラは主の時を待ちきれなくなり、自分たちの方法で約束を成就させようとして、女奴隷のハガルをアブラハムに側室として与えました。すると、ハガルはみごもり、イシュマエルを産みました(創世記 16:1-16)。

3.イシュマエルを手放したアブラハム

アブラハムに与えられていた約束は成就し、約束の子であるイサクが誕生しました。その時、アブラハムは100歳に、サラは90歳に、イシュマエルは14歳になっていました。イサクが乳離れした時、イシュマエルがイサクをからかっているのをサラが見て、ハガルとイシュマエルを家から追い出すようにとアブラハムに願います。アブラハムはイサク同様、イシュマエルをも愛していました。確かに自分たちの失敗の結果生まれた子でしたが、自分の子なのでイシュマエルを手放したくありませんでした。しかし、主はアブラハムに「イシュマエルも一つの国民としよう」という約束を与えました。 アブラハムは主を信頼し、イシュマエルを主に明け渡し、彼を家から出しました(創世記21:8-21)。 私たちも失敗をしてイシュマエルを生み出してしまうことがあります。その失敗を主に明け渡し、自分のイシュマエルを手放しましょう。

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