Ⅰコリント12:12-13
25.10.19.
私たちは、キリストの体なる教会として「ひとつとなる」ようにと言われている
1.私たちは召されて一体となった
Ⅰコリ12:13には、「…私たちはみな、ユダヤ人もギリシヤ人も、奴隷も自由人も、一つのからだとなるように…」なったと書かれている。エペ3:6にも、「…キリスト・イエスにあって、異邦人もまた共同の相続者となり、ともに一つのからだにつらなり」とある。この「一つのからだ」とは、「教会」を意味している。パウロは、「教会はキリストのからだ」(エペ1:23)と言って、教会を体に例えている。
そして、私たち一人一人は、その「キリストのからだ」である「教会」を構成する「各器官」(メンバー)であると教えている。「あなたがたはキリストのからだであって、ひとりひとりは各器官なのです。」(Ⅰコリ12:27) (Now you are the body of Christ, and individual members of it.) 一つの体が様々な器官によって成り立っているように、キリストの体である教会も様々な人たちによって成り立っている。「ですから、ちょうど、からだが一つでも、それに多くの部分があり、からだの部分はたとい多くあっても、その全部が一つのからだであるように、キリストもそれと同様です。」(Ⅰコリ12:12)「しかしこういうわけで、器官は多くありますが、からだは一つなのです。」(Ⅰコリ12:20)
神は、私たちをキリストの体である教会に、一体となるように召された。「…あなたがたも召されて一体となったのです。」(コロ3:15)「教会」は、ギリシヤ語で「エクレシア」といい、「召し集められた者」という意味。教会とは、建物のことではなく、そこに集まっているイエスを信じる人々のこと。
2.主の御心は私たちが一つとなること
聖書の中で、何度も「一つとなるように」と命じられている。「あなたがたは一致を保ち、同じ愛の心を持ち、心を合わせ、志を一つにしてください。」(ピリ2:2)「…召されたあなたがたは、その召しにふさわしく歩みなさい。謙遜と柔和の限りを尽くし、寛容を示し、愛をもって互いに忍び合い、平和のきずなで結ばれて御霊の一致を熱心に保ちなさい。」(エペ4:1-3)「一致を熱心に保ちなさい」はNIVでは「Make every effort to keep the unity」。「一致を保つためにあらゆる努力をしなさい」という意味。私たちは、「キリストのからだ」なる「教会」として「一致」するために、自分の意志を傾け、努力しなければならない。
イエスは、十字架にかかられる前、弟子たちが「一つとなる」ように祈られた。「…それはわたしたちと同様に、彼らが一つとなるためです。」(ヨハ17:11)「…あなたがわたしにおられ、わたしがあなたにいるように、彼らがみな一つとなるためです。」(ヨハ17:21)「…私たちが一つであるように、彼らも一つであるためです。」(ヨハ17:22)「…彼らが全うされて一つとなるためです。」(ヨハ17:23) 私たちが「一つとなる」ことは、主が願っておられること、主の御心。
3.一つとなるために
① 愛によって結ばれる
私たちが「キリストのからだ」である「教会」として、「一つとなる」ためには「愛」が必要。コロ3:14には、「愛を着けなさい。愛は結びの帯として完全なものです」とある。「キリストによって、からだ全体は、・・・しっかりと組み合わされ、結び合わされ、成長して、愛のうちに建てられるのです。」(エペ4:16)イエスは、イエスが愛して下さったように、私たちも互いに愛し合うようにと命令された。「あなたがたに新しい戒めを与えましょう。互いに愛し合いなさい。わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合いなさい。」(ヨハ13:34)
親切で、優しい人たち、良い人たちを愛するのは簡単。そういう人たちに対しては、特別に愛を働かせる必要ない。自然と愛せる。しかし、自分にとって苦手なタイプの人、愛し難い人もいる。イエスは、イエスが私たちを「愛したように」、私たちもまたそのような人たちをも愛するようにと言われた。私たちが互いに愛し合うことによって、私たちがクリスチャンであることが証しされる。「もし互いの間に愛があるなら、それによってあなたがたがわたしの弟子であることを、すべての人が認めるのです。」(ヨハ13:35)
② 一つのビジョンに焦点を合わせる
私たちが一つとなるためには、一つのビジョン(目標)に焦点を合わせなければならない。「私の喜びが満たされるように、あなたがたは一致を保ち、同じ愛の心を持ち、心を合わせ、志を一つにしてください。」(ピリ2:2)「…どうか、みなが一致して、仲間割れすることなく、同じ心、同じ判断を完全に保って下さい。」(Ⅰコリ1:10)「心を合わせ、志を一つにしてください」、「同じ心、同じ判断を完全に保って下さい」とは、「心と思いを一つにする」ということ。私たちが同じ一つのビジョン、目標に焦点を合わせる時、一致が生まれる。もし、私たちに一致がなく、分裂や分派があるなら、焦点がずれてしまっている。
頭であるキリストによって教会に与えられたビジョン、目標に焦点を合わせることが大切。なぜなら、私たちはキリストの体なる教会の各器官なのだから。教会の頭であるキリストの志、御心を行うキリストの体(手足)とならなければならない。
① 一つとなって教会を建て上げる
② 一つとなって主を礼拝する
③ 一つとなって福音を宣べ伝える
互いに愛し合い、一つのビジョンに向かって一つとなろう。そこに主の栄光の臨在が豊かに現わされる。「見よ。なんという幸せ、なんという楽しさだろう。兄弟たちが一つになって、ともに生きることは。」(詩133:1)。「…主がそこにとこしえのいのちの祝福を命じられたからである。」(詩133:3)。
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