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私たちは平穏なときは栄え、問題が起こると生活が苦しくなると思っています。そのため、苦労のない平穏な日々を送ろうとして、何もしなくなってしまうことがあります。しかし、クリスチャンにとって、苦労しない生き方が祝福される方法なのでしょうか。エジプトで苦労したヘブル人たちの話から学びましょう。

1.祝福を受けている者は困難を恐れる必要がない

ヤコブはエジプトに下るとき、神から祝福を受けていました(創世記46:2-4)。それはアブラハムが受けた祝福の約束をヤコブも引き継いだからでした。ヤコブの子どもたちもアブラハムの祝福の約束を受け継いでいました。ですからヤコブの家族がエジプトに移住しても人数が増えていきました。彼らはヘブル人と呼ばれていました。ヘブル人は多産だったので、人数が非常に増えました(出エジプト1:7)。彼らの家畜を飼う仕事も祝福されていたことでしょう。イスラエル民族は神の祝福を受けています。イスラエルは人数も豊かさも大いに祝福されることが約束された民です。

あまりにもヘブル人が増えたので、エジプト人はヘブル人に対して恐れを抱きました。戦争でヘブル人に敵対されては困るからです。そこで、ヘブル人にピトムやラメセスという町を造らせたりして重労働で苦しめました。しかし、それでもヘブル人は増えていきました。苦しめれば苦しめるほどヘブル人は増えていったのです。神に祝福された人々は困難の中でも強くなり増えたり大きくなったりするものなのです。

財産は一時的なもので、使えばなくなります。しかし、神の祝福はいつまでも続きます。

困難なときも、逆に強くなり、繁栄していくのです。神の祝福を受けていることは何と幸いなことでしょうか。

神の祝福を受けているのは、このヤコブの子孫たちであるユダヤ人たちだけではありません。異邦人クリスチャンも信仰によってアブラハムの子どもとされていて、祝福を受けています(ガラテヤ3:6-9、26-29)。私たち異邦人クリスチャンも、神の民となることが預言されています(ローマ10:19-21、申命記32:21、イザヤ65:1-2)。聖書においてアブラハムの祝福を受け継ぐ実子とされているのは、イスラエル民族です。異邦人クリスチャンは養子縁組された神の子どもたちなのです(ローマ11:17-18)。神の祝福を受けているなら、人間の力ではなく、神の祝福によって、経済的な繁栄も受けられます(申命記8:17-18)。

私たちは平和と安定の中だけでしか生きられないのではありません。どんな困難の中でも、神とともに生き、祝福されていくのです。ただし、私たちは神から離れては生きられません(申命記8:19-20、ヨハネ15:5)。神がともにおられるなら、何をするにも恐れる必要はありません(ローマ8:31)。

2.祝福された人々を助ける人は栄える

さらにエジプトの王は、ヘブル人が出産するとき、男の子なら殺して女の子なら生かすという命令を出しました。ところが、ヘブル人の助産婦たちは、王の命令に反し、ヘブル人を守りました。助産婦たちは「ヘブル人の女は助産婦が行く前に先に産んでしまう」とおかしな言い訳をしましたが(出エジプト1:19)、彼女たちの働きによってヘブル人は増えていったのです。神を恐れ、祝福された民族を守った助産婦たちは、神の祝福を得、彼女たちの家は栄えたのです(出エジプト1:20-21)。私たちも神の祝福を受けた者たちを守るなら、私たちも守られ、支援していくなら、私たちも祝福され、繁栄するのです(創世記12:3)。

教会も、また兄弟姉妹たちも、アブラハムの祝福を受け継いでいます。ですから私たちは、教会の働きや兄弟姉妹のために、ともに助け合うことが必要です。まずは、祈りで支えることが大切です。そのために、兄弟姉妹が共に集まり、神の力と祝福を求めていかなければなりません。ともに集まり祈りに励むことは、日常生活に支障をきたすからできないと思い込んでいませんか。そうではなくて、かえって祝福されていくのです。

特に、神の祝福を受けたイスラエル民族のために祈ることが大切です。イスラエルを守るため、自分にできることをし、また、必要とあらば犠牲を払うことも大切です。こうして祝福された民を祝福することによって、私たちも祝福されるのです。

私たちもヘブル人の助産婦たちのように、神の民が守られ、増え広がるように、助ける者となりましょう。そのためには犠牲を払うこともあるでしょう。しかし、神は大きな祝福を注いでくださいます。

まとめ

私たちクリスチャンはアブラハムの祝福を受け継ぎ、祝福されています。問題が起きても、困難の中でも祝福されるのです。私たちクリスチャンは神の祝福を受けた人々を助けていくなら栄えます。イスラエルのため、また、クリスチャンのため、神の働きのため、祈りましょう。互いに支え、互いに仕え合い、祈り合うなら栄えるのです。

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