出エジプト1:22-2:10、使徒7:18-22、ヘブル11:23

250928

モーセはイスラエルをエジプトの奴隷生活から救った偉大な指導者です。しかし、彼がまだ赤ん坊だったころ、彼の命を救った二人の女性がいました。彼女たちは子供を助けましたが、その子供は将来イスラエルを救う神の器になりました。次世代を担う子供を助けることの重要性を学びましょう。

1. パロを恐れず神を恐れモーセを守ったヨケベデ

エジプトの王は男の子が生まれたらその子をナイル川に投げ込めと命じました。そのような時にモーセが生まれたのです。モーセの母親ヨケベデは、3か月間モーセを隠し育てましたが、それが限界で、やむなくモーセを防水にしたかごに入れ、ナイル川の草の茂みに置きました。エジプトの王パロは、力と権力の象徴です。ヨケベデは力も権力もない、ただの人であり、女性でした。しかし、3か月間、夫とともに息子を隠し育てました。その間、命の危険がありましたが、パロを恐れず、真の神を恐れたのです(Cf.マタイ10:28)。聖書は、パロよりも偉大な神を恐れたヨケベデと夫の信仰をたたえています(ヘブル11:23)。

彼女は3か月しか息子を守ることができませんでしたが、彼女は息子を神の御手に委ね、ナイル川に置きました。このとき、神が働かれ、不思議な導きで、息子は殺されず、ヨケベデ自身が息子を育てることができるようになりました。その息子が将来、イスラエルを救う人物になりました。

神の子どもたちを育てることは、将来、多くの人々の救いへとつながっていくのです。私たちも次世代の子供たちや若者たちを育てていくことが大切です。そのために犠牲を払うことがあっても、将来、大勢の人たちが救われるようになるのです。

2.良いアイデアとアドバイスでモーセを助けたミリアム

モーセの姉ミリアムは、赤ん坊の弟を心配し、遠く離れてモーセの入ったかごを見ていました。すると、ちょうど川岸に来ていたエジプト王の娘がかごを見つけました。かごの中には男の赤ん坊がいて、泣いていました。彼女はその赤ん坊がヘブル人の子であることに気づきましたが、かわいそうに思いました。その時、ミリアムに神の知恵が注がれ、最高のアイデアが与えられました。それはその子の母親に乳母となってもらうことでした。ミリアムはパロの娘のところに行き、「ヘブル人の乳母を探してきましょうか」と提案しました。神の導きにより、その提案は受け入れられました。こうして、その子は実の母ヨケベデによって育てられることになりました。

ミリアムもまた、弱い人、無力な人でしたが、弟を見捨てることができず、遠くから見守っていました。ミリアムのしたことはたった一つのアイデアを提案しアドバイスすることでしたが、それはモーセの命を守り、将来、イスラエルの救いのために神に用いられることになったのです。

私たちは自分には何もできないと思っているかもしれませんが、次世代の若者たちや子供たちをいつも心に留め、祈りに覚えることが大切です。神も私たち、主を信じる者たちに心を留めておられます。イエスは良い羊飼いです。失われた1匹の羊を探し出すお方です(ルカ15:4-7、ヨハネ10:11)。放蕩息子の話にあるように、息子が遠くにいたとしても、父は息子のことをずっと心に留めているのです(ルカ15:11-32)。子供のことを心に留め、見守っているなら、子供が困難に直面したとき、それを知ることができます。また、神からのアイデアが与えられます。良いアドバイスをして、その子を助けることができるのです。たった一言が、子供を滅びから救い出すことができるかもしれないのです。

3. 次世代を育てる

焚火に例えると、薪が燃えているうちに次の薪をくべていかなければなりません。古い薪が燃えているなら、次の薪をくべると、火が移ります。私たちも熱い信仰をもつことが大切です。炎がないと、次の薪は燃えないのです。まず古い者たちが熱い信仰で良い模範となりましょう。

また、ヨケベデやミリアムのように、次世代の子供たちを守り育てるために、次のことをしていきましょう。

  • いつも子供たちや若者たちを心に留めて、祈りに覚えましょう。そうすれば子供たちや若者たちが危機に直面していることを知ることができるのです。
  • 子供たちや若者たちを育てるために、労力や財産を使うこともありますが、必要なら惜しみなく注ぎ込むことが大切です。
  • できるところまでしか助けられないかもしれません。やがて神の御手に委ねなければならなくなったら、委ねましょう。
  • 良いアイデアで、良いアドバイザーとなりましょう。

 

まとめ

ヨケベデは力も権力もない普通の女性でしたが、パロを恐れず、神を恐れ、子供を守り育てました。ミリアムは赤ん坊のモーセを心に留め、神から最高のアイデアが与えられ、モーセは守られました。こうして、将来イスラエルに大きな救いがもたらされるようになりました。私たちも子供たちや若者たちを育て、心に覚え、祈りに覚えましょう。良いアイデアが与えられ、子供たちや若者たちの大きな助けとなるかもしれません。こうして将来の日本に、世界に、神の働きをする次世代が育つのです。

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