2024年9月8日
変貌山で主イエスの御姿が変わりました。ここにイエスの栄光を見ることができます。
1.変貌されるイエス
イエスは高い山に行かれました。この高い山は、おそらくピリポ・カイザリヤの北にあるヘルモン山だと思われます(1節)。
ペテロ、ヤコブ、ヨハネの3人の目の前で、イエスが栄光の御姿に変わりました。
御顔は太陽のように輝き、御衣は光のように白くなりました(2節)。
私たちは変貌と言いますが、でも実はこのお姿が主イエス本来の姿でした。
この変貌された姿は、イエスの再臨の予表(前触れ)と言えます。
ペテロはこの時のことがとても印象に残ったのでしょう。後に自分が書いた手紙に、この時の出来事を記しています(Ⅱペテロ1:16,18)。
私たちも主と同じかたちに姿を変えられていきます。栄光から栄光へと変えられていくのです。ここに私たちの希望があります(Ⅱコリント3:18)。
2.主の臨在
そこにモーセとエリヤが現れます(3節)。モーセは律法、エリヤは預言者を代表しています。要するに、二人は旧約聖書全体を代表しています。
3人はイエスの最期、十字架について話し合っていたのです(ルカ9:31)。
ペテロが口出しします。「ここに3つの幕屋(テント)を作ります。」(4節)
ペテロは神の栄光の場にいることが嬉しく、素晴らしいと感じたのでしょう。
幕屋は神が臨在される場所でした。幕屋で人々は神とお会いしたのです。
幕屋は神の宮である教会の雛形です。
光り輝く雲があらわれました(5節)。雲は神の臨在の象徴です。
主がモーセに幕屋を作るように命じられ、幕屋が完成すると、主の栄光が幕屋に満ちました(出エジプト記40:34,35)。
3.真の礼拝者になる
イスラエルの民は、幕屋を作って、自分たちを救い出してくださった偉大な神を礼拝しました。救い出された民は、礼拝する民になりました。
私たちも真の礼拝者になりましょう(ヨハネ4:23,24)。
モーセとエリヤの2人は消えて、イエスだけが残りました(8節)。
イエスだけが礼拝されるべきお方です。旧約聖書は、イエス・キリストの中に集約されたのです。私たちが目を注ぐべきお方は主イエスだけです。
イエスは生ける神の御子、神ご自身です。主イエスの栄光に目を注ぎましょう。