16.04.24
人生の分かれ道、勝利への道を行け
創世記13:1-18
私たちは人生を左右するような大きな分かれ道を通るときがあります。その選択次第では、私たちは人生の勝利者にもなりえるし、あるいは敗者にもなりえるのです。
アブラムとロトも進む方角を決める分かれを経験しました。それはその後の人生、家族の定住先、さらに民族にも大きな影響を与えるほどの分かれ道でした。そしてその人生の分かれ道で、最善の選択をし、勝利者となったのがアブラムでした。私たちも人生の分かれ道における良い選択の秘訣を学びましょう。
1.神様に任せることが良い選択の秘訣
アブラムもロトも持ち物が増え、この2つの家族との間には争いもあったので、アブラムはロトに別れようと提案しました。アブラムは神様を信頼していたので、肥沃な土地に行くことは重要なことではありませんでした。だから行き先はロトに先に選ばせました。アブラムはロトに先に選ばせることで、神様に任せたのでした。
私たちはそれぞれ好みというものがありますが、「こうでなければならない」というこだわりというのはよくありません。アブラムはロトに先に選ばせて、自分は残り物でよいという、こだわりのない人でした。神様を信頼し、すべてを任せ、神様のなされることを受け入れ、従いましょう。神様を信頼していれば、世の中の様々な物に対するこだわりがなくなり、神様に任せることができ、どんな状況でも神様からの平安を持つことができます(ヨハネ14:27)。神様を信頼していれば何も心配することはないのです(ヨハネ14:1、ヨハネ6:35参照、マタイ6:25参照)。
2.神様を第一にすることが良い選択の秘訣
アブラムは日ごろから神様を礼拝していました。アブラムにとっては、目で見ることのできる豊かさよりも目で見ることのできない神様の方が大事だったのです。これこそ真の信仰です。神様を第一にするなら、必要のすべてが与えられます(マタイ6:33)。私たちも神様を第一にして、良い選択をしましょう。
ロトは目に見える豊かさを求めて、肥沃な土地を選び取りました。ロトは世の富、見た目の良さを第一に考えました。ロトにとっては、神様は重要なことではありませんでした。アブラムは神様を選び、ロトは世の中の豊かさを選んだのです。この選択は、右か左かの選択ではなく、神様を選び取るか世の中を選び取るかの選択だったのです。神様を選び取ることが大事です(哀歌3:22-24参照)。神様の祝福の方が価値があるのです(エペソ1:18-19参照)。やがてソドムが滅ぼされたとき、ロトはすべてを失い、命からがら逃げてきました(Ⅰコリント3:11-15参照)。世と世の欲とは滅び去るのです(Ⅰヨハネ2:15-17)。
3.良い選択をすれば人生の勝利者になれる
神様はアブラムにカナンの土地を与えました。そしてアブラムは、神様の下さった土地を喜び感謝し礼拝をささげました。やがて、イザヤ43:19や54:3にあるように、荒地だったその土地は、作物が豊かに育つ、世界に誇れるような土地へと変わっていったのです。私たちも神様を信頼し、良い選択をするなら素晴らしい祝福に満たされ、人生の勝利者になれるのです。
神様が共におられるなら、私たちは勝利者となれるのです(ローマ8:31)。
私たちもイエス様を信じて生きるなら真の勝利者となるのです(Ⅰヨハネ5:5)。