16.2.7.

御名があがめられるように(続)

マタイ6:9

御名があがめられますように」とは、「神様が聖なるものとされますように」、
「神様が神様として、他の何ものからも完全に区別されますように」という意味です。
それは、「神様に神様としての相応しい栄光をささげること」ということでもあります。
ですから「御名があがめられますように」とは、常に栄光を神に帰すことであると言えます。

神様の栄光とは、神様ご自身の現れであり、
神様の力、知恵、偉大さなど神様の素晴らしさの現れのことです。
神様が造られた全てのものは、神様の栄光を現すために造られました。
ローマ11:36。というのは、すべてのことが、神から発し、神によって成り、神に至るからです。
どうか、この神に、栄光がとこしえにありますように。アーメン。
リビングバイブル。というのも、すべてのものは、ただ神様から出ているからです。
すべてのものは、神様に生かされており、神様の栄光のために存在しているのです。
どうか、この神様に栄光がとこしえにありますように。
神様が造られた自然界の一つ一つは、言葉によってではなく、
その存在自体によって、神様の素晴らしさ、すなわち神様の栄光を現しています。
詩篇19:1。天は神の栄光を語り告げ、大空は御手のわざを告げ知らせる。

私たち人間も神様によって創造されました。それは、神様の栄光を現すためです。
イザヤ43:7。わたしの名で呼ばれるすべての者は、わたしの栄光のために、
わたしがこれを創造し、これを形造り、これを造った。
ですから、パウロも次のように言っています。
Ⅰコリント10:31。こういうわけで、あなたがたは、食べるにも、飲むにも、何をするにも、
ただ神の栄光を現すためにしなさい。

しかし、私たち人間には、言葉が与えられています。
人間は、神様の素晴らしさを言い表すことによって、神様の栄光を現すのです。
すなわち、神様がどのようなお方で、神様がどのような御業をなさるのか、
言葉で言い表すことによって、神様の素晴らしさ、神様の栄光を現すのです。
それが「賛美」です。
神様を賛美し、ほめたたえることが、神様の栄光を現ことになるのです。

ですから、私たちは神様をほめたたえる時には、大きな声で賛美しましょう。
聖書では、大きな声で声高らかに、また叫びをもって賛美するようにと命じられています。
それだけではなく、手を上げたり、手を叩いたり、踊ったり、
様々な楽器を用いて賛美することは、聖書的な賛美の方法です。
そのようにして、私たちは神様の素晴らしを言い表し、神様の栄光を現すのです。
私たちは宗教的な賛美の方法に従うのではなく、聖書的な方法に従わなくてはなりません。

私たちが何かに感動した時には、そのことを感動を込めて表現するでしょう。
神様は何よりも素晴らしいお方です。
この神様を感動をもって賛美し、ほめたたえるべきなのではないでしょうか。
また、神様を心から賛美し、ほめたたえることが出来るように、
なるべく歌詞を覚え、歌詞を見ないでも歌えるようにしましょう。
歌詞の文字を見ながら歌っていると、文字を追うことにとらわれてしまい、
心から賛美できなくなってしまうのです。
賛美の歌詞を自分の告白として心から歌えるようになりましょう。

私たちが神様の素晴らしさを心から賛美し、ほめたたえる時、
神様がその賛美を喜んで下さり、私たちの賛美の中に来て、住んで下さいます。
詩篇22:3。けれども、あなたは聖であられ、イスラエルの賛美を住まいとしておられます。
私たちが賛美するのは、賛美の歌を歌うこと自体が目的なのではありません。
神様の偉大さや素晴らしさを言い表し、賛美を歌い、神様をほめたたえながら、
神様に近付き、神様の臨在を迎え、神様との親しい交わりの中に入って行くのです。
それは、神様を体験し、神様の声を聞くためです。

私たちに必要なのは、頭の中で知的に神様について知ることではなく、
体験的に神様を知ることです。知識だけでは十分ではありません。
霊的に生きたクリスチャンと死んだクリスチャンの違いは、
神様を体験しているかどうかです。
パウロは、ダマスコの途上で、イエス様に出会う体験をしました。
そして、彼はキリストを迫害する者から、キリストのために命を捨てる者となったのです。
キリストの出会いという体験がパウロを180度変えたのです。
神様を体験した人は、信仰のために困難や迫害があっても、
信仰を捨ててしまったり、神様から離れてしまうことはありません。
それは、神様を理論として知っているからではなく、体験で知っているからです。
そして、神様を体験的に知っている人が、
御名があがめられ」る生き方をすることができるのです。

自分の感情や自分が置かれた状況に従って賛美するのではなく、
どのような状況の中でも、神様を神様として認め、神様の権威の下にへりくだり、
神様の素晴らしさを言い表し、神様に心から賛美をささげ、神様をほめたたえましょう。
そして、神様との交わりを持ち、神様が語られる声に耳を傾け、
神様を体験する者となりましょう。
御名があがめられますように。