21.1.31.

敵対者たちは「城壁の修復がはかどり、割れ目もふさがり始めたことを聞いた時、非常に怒り、彼らはみな共にエルサレムに攻め入り、混乱を起こそうと陰謀を企て」(4:7-8)ました。 これに対して、ネヘミヤたちは「神に祈り、彼らに備えて日夜見張りを置いた」(9)のです。

1.敵対者の陰謀とユダヤ人たちの恐れ   (7-12)

ユダヤ人たちにも肉体的・精神的な疲れが見られるようになっていました(10)。このような疲れや弱さを覚える時に、敵の攻撃があるのです(11)。それで、敵対者たちの「近くに住んでいたユダヤ人たち」が「四方から十回も」来て、 工事をしているユダヤ人たちに「私たちのところに戻って来てほしい」と言いました(12)。こうして、ユダヤ人たちの間に「恐れ」が広まり、工事が妨げられそうになりました。

2.ユダヤ人たちの恐れを取り 除く   (13-15)

 ①   一緒にいることによって   (13)

ネヘミヤは、彼らの家族をエルサレムに呼び、「城壁のうしろ」に家族で一緒にいられるようにし「剣ややりや弓」を持たせました(13)。 家族が共に主のもとにいること、一緒に教会に来ることが大切です。また、神の家族である兄弟姉妹が一緒にいるということも大切なことです(ヘブ 10:25)。

 ②   主を覚えることによって   (14)

次に、ネヘミヤがユダヤ人たちの恐れを取り除くためにしたことは、ユダヤ人たちの心の目を敵対者にではなく、大いなる神に向けさせることでした(14)。私たちが目の前の問題に心が捕らえられてしまうと、心が恐れに支配されてしまいます。 聖書は、「恐れるな。神が共におられる」と繰り返し語っています(イザ 41:10)。敵対者たちは「たくらみ」が「悟られ、神がそれを打ちこわされたということを」認めました(15)。こうして、ユダヤ人たちは「みな、城壁に帰り、それぞれ自分の工事に」(15)戻りました。

3.武具を もって 守りを 強化する  (16-23)

ネヘミヤは、自分に「仕える若い者の半分は工事を続け、他の半分」(16)は武装させました。「隊長たち」(Cf.3:9,12)には、工事の責任だけではなく、防衛の責任も負わせました(16)。 次に、ネヘミヤは、工事をする者たちにも武器を持たせました(17-18)。さらに、ネヘミヤの側には、敵の襲来の時に「角笛を吹き鳴らす者」(18)がいました。また、「夜にも見張りが」いたので、「エルサレムのうちで夜を明かすように」勧めました(22)。 ネヘミヤは、自分も自分に関わる者も、ユダヤ人たちと苦労を共にしました(23)。

 

ユダヤ人たちは、作業道具と武具の両方を持ちながら工事を進めていったのです。聖書は「神のすべての武具を身に着けなさい」(エペ 6:11)と言っています。Cf.エペ 6:11-18「私たちの戦いの武器は、…要塞をも破るほどに力のあるものです。」(Ⅱコリ 10:4)