王のごちそうを食べなかったダニエルたち

ダニエル1:1-21、Ⅰコリント10:31

210425

4月から新年度が始まりました。学生でも社会人でも勉強に頑張っている人も多いのではないでしょうか。ダニエルたちは、捕囚となって外国に連れていかれ、カルデヤの文学を学ぶことになりました。彼らがどのようにしてそれらを学んだのかを見てみましょう。

南ユダ王国も北イスラエル王国同様にイスラエルの神から離れ、神の裁きによって、バビロン帝国に滅ぼされてしまいました。そして、多くの市民が捕囚となってバビロンに移住させられました。その捕囚の民の中にダニエルたちがいたのです。王は、捕虜となったイスラエル人の中から、王族か貴族の優れた少年たちを選びました。そして、3年間、王のごちそうで彼らを養育し、教育し、王に仕えさせることにしました。

1.状況に流されず、勇気を出して神に従おう

王のごちそうは、ダニエルたちには食べられないものでした。なぜなら、神の律法で禁じているものだったからです(レビ記11,17)。また、偶像にささげられたものも食べられません。

ダニエルたちは、王のごちそうではなく、野菜と水を与えてほしいと頼みました。ダニエルたちは、王の定めを恐れず、神の御心に従いました。ダニエルたちの信仰は、周りの状況に流されない信仰だったのです。子どもであるのに、また、捕虜の身であるのに、神に従う決意をしました(v.8)。

ときどき、私たちの周りの状況が、私たちに信仰の歩みをさせないようにします。周りの状況や成り行きに従わず、恐れずに神に従う決意をしましょう(ローマ12:2Ⅱテモテ1:7)。

宦官の長は王を恐れていて、許可しませんでした。しかし、それでもダニエルはあきらめませんでした。そして、十日間自分たちを試してほしいと申し出ました(v.12)。ダニエルたちは、神の御心であるなら、必ず神が道を開かれると信じていました(Ⅰヨハネ5:14)。

2.神の栄光のために行うなら、神の守りがある

宦官の長と世話役は彼らに良くしてくれました。そして、彼らは10日間試されることになりました。彼らは王のごちそうを食べず、酒を飲まず、野菜を食べ、水を飲みました。普通は、野菜と水では痩せこけてしまうと考えられています。しかし実際は、彼らは他の子供たちよりも健康で、良い体格になっていました。なぜなら、これらの食べ物は彼らの健康に非常に良いものでした。

ここでいう野菜とは、ヘブライ語のゼロイムといいます。普通の野菜以外にも、大麦、ライ麦、えんどう豆、その他の豆などが含まれています。彼らは、穀物から炭水化物を取り、豆から良質のタンパク質と脂質を取りました。野菜からビタミンやミネラルや繊維質を取りました。このように、きわめてバランスの良い食事をしたのです。また、酒のエタノールは脳を委縮させる毒です。しかし、彼らは酒を飲まず、水を飲んでいたので頭脳も正常に発達しました。

こうして10日が過ぎると、彼らは他のどの子供たちよりも健康、かつ良い体格になりました。そこで彼らは、その食事を3年間続けることになりました。すると、バビロン帝国全土の中で、最高の知恵者になりました。

ダニエルたちは、神の御心にかなった食事をしていたので、健康になりました。知識や知恵や理解力も与えられました。私たちも、食べるにも飲むにも、何をするにも、神の栄光のためにしましょう(第一コリント10:31)。神がその信仰を喜ばれ、祝福してくださいます。神を愛する者のために、神がすべてのことを働かせて益にしてくださいます(ローマ8:28)。

3.霊的な食べ物にも気を付けよう

同様に、霊的な食べ物にも気を付け、御心にかなった情報を受け取るようにしましょう。

食べ物が体や脳の発達に影響するように、霊的な食べ物が心の形成に大きく影響するのです。私たちは、何をするにも、神の栄光のためにしていきましょう(第一コリント10:31)。

とくに大切なのは、御言葉をよく聞くことです。御言葉を求めましょう(Ⅰペテロ2:2)。神の言葉は霊的な食べ物です(マタイ4:4)。

御言葉によって私たちは整えられ、訓練され、成長するのです(Ⅱテモテ3:16-17)。

もっと聖書を読み、深く学びましょう。

 

ダニエルたちは、なりゆきに任せず、王のごちそうを食べませんでした。かえって、神の御心を求め、神の栄光のために、御心にかなった飲食をしました。私たちも、何が神の御心かを求め、従いましょう。そうすれば、健康も祝福され、知識や知恵や理解力も祝福されるのです。