15.08.16

祈りは霊的で強力なバックアップ

エペソ6:18-20

私たちクリスチャンは祈る人たちです。同時に祈りを必要としている人たちでもあります。クリスチャンとなったばかりの人も、信仰年月の長い人も、牧師も宣教師も、すべてのクリスチャンが祈りを必要としています。クリスチャンのために祈ることはどうして大事なのでしょうか。

1.すべての聖徒のために祈ろう(エペソ6:18)

a.クリスチャンには祈りが必要

私たちの戦いは悪魔・悪霊に対するものです(エペソ2:2、6:11-12、Ⅰペテロ5:8)。これらの力の前に、一人一人のクリスチャンは弱く、オオカミの中の羊のようです。それでもクリスチャンは世の中でイエス様を証ししています。死の力を持つ悪魔の力に、クリスチャンたちが押し流されず、対抗するためには霊的かつ強力なバックアップが必要です。

b.祈りは神様の力をもたらす

祈りは神様の力をもたらすものであり、霊的なバックアップなのです。イエス様もペテロの信仰がなくならないために祈りました(ルカ22:32)。現実の行動も必要ですが、それをバックアップする祈りも必要です。実際の行動がすばらしくても、それだけではもろいのです。祈りのバックアップがあってこそ神様の力、強力な力を発揮することができるのです。すべてのクリスチャンが押し流されないように、悪魔に対抗できるように祈りましょう(エペソ6:18)。皆で祈り、強力なバックアップとなりましょう。また、兄弟姉妹のために祈ることは、自分の信仰の成長にもなり、祈られもするので、二重、三重の益となるのです。

2.神様の方法で祈ろう(エペソ6:18)

a.祈りと願いを用いて祈る

私たちは願いの祈りを用いることができます。ダニエルも願いの祈りを用いたとき、求めていた主からのみことばを受けました(ダニエル9:23)。

b.御霊によって祈る

自分の思いではなく、御心にかなった祈りをしましょう。主からのみことばを信じ、みことばを用いて祈りましょう。異言の祈りも用いましょう。異言は聖霊によって人のためのとりなしの祈りであり、人を建てあげる祈りです。

c.目を覚まして祈る

忙しさや疲れや物質主義によって、祈りがおろそかにならないようにしましょう。霊的な眠気にまけてはいけません(マルコ14:38)。いつもイエス様に目を向け、祈り続けましょう。祈りの習慣を持ち、家庭礼拝を定期的にもったり、教会の祈り会に参加したりしましょう。

d.忍耐の限りを尽くして祈る

祈ったらすぐに問題解決や勝利が与えられるわけではなく、祈り続けることで勝利するのです。アマレク人と戦うイスラエル人のためにモーセが祈ると、祈っている間はイスラエルが優勢になったのです。そして祈り続けたら勝利できました(出エジプト17:8-13)。また、長く祈っていてもよい結果が見えないということがあるかもしれませんが、信仰をもって祈り続けましょう。私たちには見えなくても、神様の御業は着々と進められているのです。

3.福音の働き人のために祈ろう(エペソ6:19-20)

パウロは誰よりも祈る人でしたが、パウロは自分のために祈ってほしいと訴えています(エペソ3:19-20)。福音のために働く人は、祈る人でもありますが、とくに祈りを必要としている人でもあるのです。どんなことを祈ればよいのでしょうか。

a.語るべきことばが与えられるよう祈ろう

自分の思いを語るのではなく、神様のみことばを語るのですから、神様からみことばが与えられるように、皆も心を合わせて祈り求めましょう。それは皆の益となります。

b.福音の奥義を伝えられるように祈ろう

神様のご計画とみこころは奥が深く、簡単には悟りえないし、簡単には伝えられません。それは聖霊の助け、神様のお働きが必要なのです。皆で心を合わせて祈り求めましょう。

c.大胆に語れるように祈ろう

福音を語るというのは、悪魔と戦うようなものです。恐れ退けば滅びに至ります(へブル10:39)。臆病の霊ではなく、力と愛と慎みの霊によって(Ⅱテモテ1:7)語れるように祈りましょう。

大槌ジョイフルハウスに遣わされる働き人のために、ユースキャンプに遣わされる働き人のために、海外宣教に遣わされる働き人のために、福音のために働くすべての人のために、すべての聖徒たちのために祈りましょう。