180527
神の民を祝福するバラム
民数記22:1-24:9
バラムは神様の嫌われる占い師・呪術師でした。しかし、このとき、心から神様の御心に従おうとしたのです。神様の御心とは何でしょうか。
1.神様の御心を自分の心とし、御心を行う
バラムはイスラエルの敵であるモアブの王バラクに、イスラエルを呪うように頼まれました。しかし、真の神様から「呪ってはならない、祝福せよ」と何度も示されました(民数記22:12、20、32、35、23:8、20)。ところがバラムはいつまでも悟らず、別のところに行けば呪えるかもしれないと思いましたが、祝福することしかできませんでした。そしてついに、イスラエルを祝福することが神様の御心であることを彼は悟りました。
私たちは御心が分かっているにも関わらず、それが受け入れられないで、別の御心を求めてしまうことはないでしょうか。本当に大切なことは、聞き従うことです(Ⅰサムエル15:22、ミカ6:6-8)。みことばを聞いて実行しないのは鏡を見て立ち去る人と同じです(ヤコブ1:22-24)。心から御心に従おうとする人に聖霊が臨まれます。神様の御心を行う人に神様の力が注がれるのです(Ⅱ歴代誌16:9)。
2.神様の民を祝福しよう
バラムは、神様が祝福した民イスラエルを呪ってはならないこと、イスラエルを祝福することが神様の御心であることを知りました。
祝福というのは、ことばをもって祝福するだけでなく、その人の益となることをしたり、その人のために祝福を祈ることも含みます。
イスラエルを祝福することは神様の御心です。なぜなら神様がイスラエルを祝福しているからです。イスラエルを祝福する者は祝福されるのです(創世記12:3)。
また、私たち異邦人クリスチャンも、イエス様の十字架により、また信仰によって神様の民とされています(エペソ2:11-19、ガラテヤ3:7,9)。イエス様を信じて共に神様の家族とされた兄弟姉妹を悪く言ってはなりません。祝福したり、祈りで支えたり、善行をしたりしていくことが大切です(ガラテヤ6:10)。
3.聖霊によって人々を祝福する
バラムが心から御心に従いイスラエルを祝福しようとしたとき、神様の霊が彼の上に臨みました(民数記24:1-2)。そのとき、神様の御心を感じ、神様の民への愛に満たされ、心から祝福のことばがあふれ出たのです。
聖霊が臨まれると私たちは神様の働きをすることができます。本当に良い働きは人間の力ではなく、神様の霊によってなされるのです(ゼカリヤ4:6)。
誰でも聖霊に満たされることができ、聖霊に満たされると神様のみことばを語るようになるのです(ヨエル2:28-29)。
また、聖霊によって私たちはイエス様を証しする力が与えられ、世界を祝福することができるのです(使徒1:8)。
バラムはイスラエルを祝福することが神様の御心と知り、心から御心を行おうとしたとき聖霊が彼の上に臨みました。私たちも神様の民を祝福することが神様の御心であることを覚えましょう。そして聖霊に満たされて、心から全力で祝福する者になりましょう。
Filed under: 柴田晃伝道師