16.07.24

神様のものを盗んだゲハジ

Ⅱ列王記5:14-16,19-27

前回、ナアマンのいやしを通して、神様のみことばを聞き、信じ、実行することを学びました。今日はそのナアマンの贈り物をゲハジが取ったという話を通して、私たちが主の御前に正しく歩むことの大切さを学んでみたいと思います。

1. 神様のものを盗んではならない

ナアマンの莫大な贈り物は、いやされたことの感謝の現れでしたが、ナアマンを癒したのは神様です。神様が受けるべきものをエリシャ個人が受けとることをしませんでした。しかし、ゲハジはうそをついて、それを取ってしまったのです。これは神様のものを盗んだのです。盗んではなりません(出エジプト20:15)。まして神様のものを盗んではならないのです。

ゲハジのしたことは彼にとって祝福とはならず、反って災いとなりました(v.27)。神様のものを盗んだり、神様が触れるなというものには触れてはいけません。アカンも聖絶のものに手を出して災いを受けました(ヨシュア7:1、20-21)。

2. 神様に栄光を返し、感謝をささげよう

① 栄光を受けるべき方は神様

事を計画し人を用い完成させるのが主です(ローマ11:36、ピリピ2:13、Ⅱ列王19:25)。功績は主のものです。ほめたたえられるべき方は神様だけなのです。

② 収入の十分の一は主に返す (マラキ3:8-12

収入の十分の一も神様のものです。私たちが働けるのも主の守りがあるからです。十分の一献金をすることで、私たちの経済的な生活も守られるのです。

3. 満ち足りる心が大切

満ち足りる心があれば、このような失敗はしなかったでしょう。それどころか、大きな祝福をいただけたでしょう(Ⅰテモテ6:6ガラテヤ6:9、Ⅱコリント4:17、ローマ8:18)。
働いて得る給料は神様からのものとして感謝しましょう。またある者は、福音の働きから生活の支えを得るのです(Ⅰコリント9:14)。私たちは神様から養われているのですから、与えられているものに満足しましょう。

私たちは物事が成功したとき、神様に栄光を返し、感謝をささげましょう。ほしいという思いに縛られず、満ち足りる心を持ちましょう。

Filed under: 柴田晃伝道師