17.03.19
神様は必ず応えて下さると信じ、祈り求めていこう
マタイ7:7-12
私たちがこの地上で生きていくのは、とても大変なことです。このような私たちを助けて下さる方はいるのでしょうか。誰も助けてくれないと嘆く前に、みことばに耳を傾けてみましょう。そして、どうすれば助けていただけるのかを学びましょう。
1.神様は必ず応えて下さると信じよう
「求めなさい」とは、AITEΩ(アイテオー)「求める、お願いする、要求する、願う」という意味です。
これは、11節からわかるように「神様に」求めることです。失敗ばかり、問題ばかり、困難ばかりの人間のために、神様が助けて下さるのです。人間は神様なしには生きられません。神様に求めていきましょう。
神様に求めるためには、イエス様の名によって祈り求めていくことが重要です。神様の独り子、イエス様が私たちのために仲介となって、願いをかなえてくださるのです(マタイ7:8、ヨハネ16:24)。
神様は人の求めに応えて下さるお方です。人間でも、父親が子供の求めに応えますが、それ以上に、神様は人間の求めに応えて下さるお方です(v.9-11)。ですから、必ず神様が応えて下さると信じて祈ることが大事なのです(マタイ21:22)。
2.神様が語っておられるみことばを探し求めよう
「捜しなさい」とは、ZHTEΩ(ゼーテオー)「探す、調べる、調査する、何かを得ようと努力する」という意味です。
子どもがパンを求めたり魚を求めたりするように、必要なもの、健康的なことを求めることは御心にかなっていますが、さらに、聖霊を求め、神様の祝福を求め、神様ご自身を求めていくことは素晴らしいことです。御心にかなった願いをすることが大事なことです(Ⅰヨハネ5:14)。何を願えばかなえられるのか、御心を捜し求めましょう。
また、神様のみことばを探しましょう。みことばには力があります(へブル4:12)。まず、みことばを求めて祈り、みことばをいただきましょう。百人隊長もイエス様にみことばを求めました(マタイ8:5-13)。
具体的には、神様が何と語っておられるかを、聖書を開いて探してみましょう。みことばが与えられたら、それを実行し、みことばをもって祈り求めましょう。
3.祈り求め続けよう
「たたきなさい」とは、KPОYΩ(クロウオー)「たたく、打つ」という意味です。
聖書ギリシャ語には、5つの時制がありますが、この中に日本語の現在形に相当するものはありません。代わりに現在進行形があります。このみことばは「求め続けていよ、探し続けていよ、たたき続けていよ」の意味が正しい訳です。私たちは祈り求める時、あきらめずに続けなければなりません。必ず神様は応えて下さるのですから、途中でやめてはならないのです。
閉ざされた扉が目の前で、ノックしても開けてもらえないとき、手ごたえがないと続ける意欲がなくなりそうです。しかし、それでもたたき続けることが大事です。かならず主は扉を開いて下さるのです。
途中でやめないということは、ダメと言われても引き下がらないということです。ヤコブは、ヤボクの渡し(ペヌエル)で御使いと格闘して祝福を勝ち取りました(創世記32:22~)。スロ・フェニキヤの女は、イエス様のおことばにも負けずに思いもよらぬ言葉を返して願いをかなえていただきました(マルコ7:24~)。ほかにも叫び続けた人や、屋根瓦をはがしてイエス様に近づいた人など、いずれも尋常ではない、あきらめない人たちが奇跡をいただいています。信仰については謙遜さよりもたくましさが重要なのです。
私たちはどんな願いがありますか。それを神様に祈り求めましょう。みことばを求めて聖書を開き、御心にかなった願いを、あきらめずに祈り求め続けましょう。主は必ず応えて下さいます。
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