エペソ人への手紙2:18,19

2025.3.9

エペソ人への手紙は「教会とは何か」ということを啓示している書簡です。

1)家族の一員になる

私たちは主イエスを信じ、神の子とされました。私たちのお父さんは父なる神です(18節)。教会は「神の家族」です(19節)。

主イエスを信じ救われた瞬間に、私たちは全世界のクリスチャンが属する教会に加えられました。大きな「神の家族」に加えられたということです。ですから私たちはクリスチャン同士、お互いを兄弟姉妹と呼び合います。それと同時に、一つの地域教会に加えられます。特定の「神の家族」に加えられるということです。これは霊的な家族です。地域教会という神の家族の一員になります。

2)家族の中で養われ、成長する

この地上の家族関係はとても大切です。でも実は、霊的な家族関係も、血縁的な家族と同じぐらい重要であると言えるのです(マタイ12:46-50)。

イエスは、神のみことばに従う人々を自分の家族と呼んで、ある意味、肉親の家族よりも大切にされました。イエスは一見、自分の家族に冷たい態度をとっているように見えます。でもそうではありませんでした。イエスは、ご自分の家族をも神の家族の中に導き入れることを計画していたのです。後に、イエスの母マリヤも弟たちもイエスを信じ、神の家族である教会に加えられました(使徒1:14)。

霊的な家族関係がどうして大事であると言えるのでしょうか?それはその関係性が永遠に続くからです。一番良いのは、自分の家族が、霊的な家族でもあることだと思います。聖書は約束しています。「主イエスを信じなさい。そうすれば、あなたもあなたの家族も救われます。」(使徒16:31

3)家族を愛する

完璧な家族、完璧な教会はありません。でも私たちは自分の家族を愛します。同じように自分の教会を愛し、兄弟姉妹を愛することが大切です。お互いに愛し合うことが何よりも大事になってきます(ヨハネ13:34)。

これが「神の家族である教会」の姿です。互いに愛し合うことを主イエスは喜びます。なぜなら、イエスと教会は一つだからです。教会を愛するということは、イエスを愛することと同じです(Ⅰヨハネ4:19-21)。

 

私たちは「神の家族」の一員として、教会(兄弟姉妹)のために、何ができるでしょうか?

Filed under: 和田一喜牧師