2016.05.29
偽りがない人、ナタナエル
ヨハネの福音書1:43~51, 21:2
1、 偽りがない人、ナタナエルとは?
① 偏見や先入観を捨て、イエスを見ようとした。
カナ出身のナタナエルから見て、ナザレからは良いもの、救い主が出ないという偏見や先入観がありました。この偏見や先入観が、信仰生活を邪魔し、偽りの視点で物事を判断する時があります。ナタナエルは決めつけず、「来て、そして、見なさい。」という言葉に、ナザレへの偏見や先入観を捨て、まず自分の足で行って、イエスを見ました。
② イエスを見た上で信じ、告白し、イエスの弟子となった。
イエスを信じたナタナエルに対して、イエスは「さらに大きなことを見ることになる。」と言われました。イエスが見ているものに比べたら、私たちが見えている範囲は小さなものです。偽ることなく、イエスの前に正直に生きるとき、さらに大きなものを見せて下さいます。(黙示録22:10~13、箴言2:21)
2、全てを知っておられる神
「ピリポが、あなたを呼ぶ前に、あなたがいちじくの木の下にいるのを見たのです。」私たちの主イエス様は、全てを知っている神様です。
不正や偽ることをせず、誠実に学び、働き、仕えているクリスチャンを知っています。主は、正しく歩む者たちに良いものを拒まれません。人の目や言葉を恐れ、自分を守るため、偽っていることはありませんか。小さいウソも、大きいウソもついてはいけません。神は偽りを憎まれるからです。偽ることは罪になります。(詩篇84:11,12、出エジプト20:16)
ナタナエルは、「偽ったことがない人」ではなく、「偽りがない人」
でした。偽ったことがない人は、神様以外にいません。偽ってしまったときには、速やかに正直に告白しましょう。(第一ヨハネ1:8~10)
偽りがない人になりましょう。聖霊様により頼み、正しい道を歩むなら、主が私たちを通して働き、さらに大きなものを見るようになります。