2024年3月24日 

十字架のことばは、滅びに至る人々には愚かであっても、救いを受ける私たちには、神の力ですⅠコリント1:18)。

イエス・キリストが十字架上で発した言葉を見ていきます。

1.罪の赦しが与えられる

 「父よ。彼らをお赦しください。彼らは、何をしているのか自分で分からないのです。」(ルカ23:34

十字架上で主イエスは呪いや恨みの言葉ではなく、愛と憐れみに満ちた「彼らをお赦しください」という言葉を発しました。一人の犯罪人はこの主イエスの祈りの言葉を聞いて、心を入れ替え、「この人は何一つ罪を犯していない」と正しくイエスのことを評価しました。この犯罪人は、罪を犯さなかった唯一のお方、イエス・キリストを通して罪の赦しを受け取ることができました。主イエスが十字架で流された血潮によって、あなたの罪も赦されます。

御子イエスの血はすべての罪から私たちをきよめます(Ⅰヨハネ1:7)。

2.天国へ入ることができる

あなたはきょう、わたしとともにパラダイス(天国)にいます。」(ルカ23:43

天国は聖い国です。聖書は、罪がある者は天国に入ることができないと教えています。ということは、誰一人、天国に入ることができないということです。これが人間の現実です。しかし、イエス・キリストの十字架を通してあなたの全ての罪が赦される時に、あなたは神の目に聖い人として見られ、天国にふさわしい者とされます。

3.立場が変わる

 「わが神、わが神。どうしてわたしをお見捨てになったのですか。」(マタイ27:46

なぜ主イエスはこのように叫ばれたのでしょうか?なぜなら、主イエスは、全人類の罪の身代わりに神に裁かれ、神に見捨てられたからです。イエスは全人類の罪(私たちの罪)を背負われました。そして本来、私たちが叫ばなければいけない叫びを叫ばれました。主イエスの身代わりに助かったのはバラバという人物でした。本来はバラバが死刑でしたが、彼は釈放され、イエスが処刑されました。イエスは死に、バラバにいのちが与えられたのです。立場が交換されました。私たちも同様です。主イエスの十字架での身代わりの死によって、私たちに命(永遠の命)が与えられます。

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