2022.10.30
この110篇は預言的詩篇です。ダビデによる賛歌とありますから、神はダビデを用いて、彼への約束(ダビデ契約)を御霊によって謳わせたのでしよう。 預言としては「キリストの父の右の座への着座」と「最後のさばきとミレニアム」最後には「御父が御子に御霊を与えられる」ことも預言されています。特に 終わりの時に神は「敵を打ち砕く」と宣言されます。私たちも、終わりの時代に生かされたクリスチャン、敵の力を打ち砕いて勝利しましよう。
「あなたはわたしの右の座に着いていなさい。( 1節)」今も「キリスト・イエスが、神の右の座に着き、しかも私たちのために、とりなしていてくださるのです。 (ロマ8:34)」私たちは、このキリストの祈りに合わせて、御心の祈りをするのです。そうすると、心(魂)にある罪を、神は打ち砕いてくださり、神が心の王座に座してくださり、私の心を支配されます。
「主はあなたのカの杖(王のカ)をシオンから伸ばされる。(2節)」これは、「キリストのイスラエルでの大祭司としての務め」を預言していて、ミレニアム(千年王国)の預言です。今のミレニアム、神の国は私たちの只中にあります。神は私たちの体に働く、悪の力を打ち砕かれます。「兄弟たちは、子羊の血と、自分たちの証のことばのゆえに竜に打ち勝った。(黙12:11)」
「主(御子)は道の傍らで、流れから水(御霊)を飲まれる。(7節)」御父は御子を通して私たちに聖霊を与えてくださいました。この戦いは霊の戦いです。 「聖霊があなたがたの上に臨むとき、あなたがたは力を受けます。(使徒1:8)」聖霊によって、私たちに働く、悪霊の惑わしを打ち砕き、御霊に満たされ、導かれて、勝利者として歩みましよう。
Filed under: 藤木隆師
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