創世記15:1-18
240922
日本では長年宣教がなされてきて、クリスチャン人口はあまり増えていないようです。また、教会の数は減っていると言われています。私たちはどのようにして将来に希望をもったらよいのでしょうか。アブラムの信仰から学びましょう。
1.アブラムの受けた祝福をクリスチャンも受けている
アブラハム(訳すと、多くの国民の父)は、このときはアブラム(訳すと、高貴なる父)と呼ばれていました。神はアブラムを大いに祝福し、守りと大きな報いを約束されました(創世記15:1)。さらに、自分の子どもが与えられることと(v.4)、たくさんの子孫が与えられることを約束してくださいました(v.5)。アブラムは、この約束を信じたので、神はアブラムを義とみなされました(v.6)。このように、アブラムは、信じることで義とされました。
同様に、異邦人も信じることで義とされるのです(ローマ4:1-16)。律法を守るから義とされるのではなく、イエスを信じるから義とされるのです(ガラテヤ3:10-17)。そして、イエスを信じる者はアブラムの子孫となれるのです(ガラテヤ3:6-9)。ですから、クリスチャンも神に守られ、大きな祝福を受け、そして大きな報いが用意されています。
たとえば、天国の国籍が与えられ(ピリピ3:20)、天国に家が与えられ(ヨハネ14:2)、神の子供となり(ヨハネ1:12)、永遠のいのちが与えられています(ヨハネ3:16)。このように、キリストを信じる者たちは、信仰によって義とされ、アブラムの祝福を受け継いでいます。
2.星々を見るとき明確な信仰が与えられる
アブラムは何よりも子どもが欲しかったのです。しかし、彼はもう高齢でした。自分の子どもや子孫が与えられると聞いても信じるのは難しい状況でした。しかし、神が彼に星々を見せ、アブラムの子孫がこのようになると語られたとき、アブラムは神を信じ、その約束を信じました。
クリスチャンも多くの子孫が与えられるという神の約束を引き継いでいます。クリスチャンとはイエスを信じて義とされた者たちです。正しい者たちは星のように輝きます(マタイ13:43、5:14、ダニエル12:2-3)。夜空を見れば、たくさんの星々が輝いています。このように、たくさんのクリスチャンが世界に輝くようになります。これから、世界の人々はたくさん救われるのです。日本でも多くの人々がイエスを信じて救われます。神の家族はこれからどんどん増えていくのです。
もう長い間、日本で宣教がされていて、どうしても日本では福音が広がりません。現実的には難しいと感じている人も多いでしょう。しかし、私たちが星々を見るとき、私たちの家族が救われること、友達が救われること、たくさんの人々がイエスを信じて救われること、あなたの家がクリスチャンホームになり、神に祝福された家族になっていくことを信じましょう。
3.明確な信仰は困難を乗り越える力となる
アブラムは子孫が与えられると聞いたとき、あいまいな理解でしたが、星々を見たとき、明確に理解できました。たくさんの子孫が、輝いている姿です。星々を見たとき、アブラムは自分の子供たち、孫たちが星々のように輝く姿を思い、喜んだことでしょう。
言葉だけによって語られたことは、どのようになるのか、よくわからないかもしれません。幻として与えられた信仰は明確になります。明確な信仰は実現に向けて進む力となります。逆に幻がないなら、目標があいまいになり、ほしいままにふるまうのです(箴言29:18)。
アブラムが星々を見て信じた後、その子孫たちも星々のビジョンを心にもっていました。星々のようになるのだという明確な信仰をもって、困難を乗り越えました。この先、アブラムの子孫はエジプトに寄留し、奴隷となって400年も苦しめられます。しかし、再びイスラエルの地に帰ってきます。さまざまな困難を乗り越えて、国づくりのために前進していきます。その原動力はアブラムに与えられた神の明確な約束を信じているからです。
私たちもビジョンを見ることによって、明確な信仰を持てるのです。その明確な信仰が困難を乗り越え、福音を宣べ伝え続けて多くの人を救うのです。
まとめ
私たちクリスチャンも、あきらめずに福音を宣べ伝えることが大切です。私たちも星々が輝いているのを見て、そのようになると明確な信仰を持ちましょう。星々を見るとき、多くの人が救われることを信じましょう。
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