Ⅰサムエル9:1-10:13

250525

まもなくペンテコステです。ヨエル書には、今の時代について、主を信じるすべての人々の上に聖霊が注がれることが預言されていますが、旧約時代においては特定の人にしか聖霊は下りませんでした。今日は旧約時代に聖霊を受けた、イスラエルの初代の王サウルの話です。

1.主は私たちをいろいろな方法で御元に導かれる

サウルの父キシュは飼っていたロバがいなくなったので、息子サウルに若い者とともに探しに行かせました。サウルたちは、あちらこちら探し回りましたが見つからなかったので、近くの預言者のところに行くことにしました。その預言者とはサムエルでした。しかし、神は前もってサムエルに、サウルをサムエルのところに遣わすと語っていました(Ⅰサムエル9:5-17)。サウルにとってサムエルに会うということは、ロバがいなくなったという問題のために起こった偶然の出来事だったでしょう。しかし、すべて神のご計画だったのです。主が私たちをご自分のもとへと導かれるとき、偶然ではなく、神のご計画なのです。

神はいろいろな方法で私たちを神の御元へと導いて下さるのです。私たちの人生に何か問題が起こり、あれこれ解決しようとしてさまようことがあります。遠回りして、たまたま、教会に行って神を知ったとか、偶然イエスを知って、イエスを信じたと思うかもしれません。しかし、これも主の導きであり、神のご計画のうちなのです(ヨハネ15:16)。

2.主は信じる者たちを用いるために聖霊を注がれる

神は、サウルにイスラエルの人々を治めさせ、サウルを用いてイスラエルの人々を周辺諸国の敵から救おうというご計画をもっておられました(Ⅰサムエル9:16)。そこで、神はサムエルによってサウルに油を注ぎました。油注ぎは王や預言者のように、神に仕えようとする者が受ける儀式です(出エジプト28:41、40:15)。油注ぎは、油を注ぐ儀式だけでなく、神の霊を注ぐ霊的体験も意味しています。実際に、サウルはサムエルから油注ぎを受けた日に、聖霊のバプテスマも体験します。サウルはこの後、預言者集団に加わると、聖霊を受け、一緒になって預言し始めました。ここで預言というのは、未来のことをいうことではなく、神の言葉を語ることです。神の素晴らしさや、神のご計画や、神の偉大さや、神の御言葉を語り、主を賛美したのです。

今の時代は、主を信じるすべて人々に聖霊が注がれます(ヨエル2:28-29)。なぜなら、

私たちは福音を全世界に宣べ伝え、人々をサタンから解放し、神の栄光を現す働きをするようにと召されています(マルコ16:15、使徒26:18、マタイ5:16)。ですから、イエスを信じる者たちには、誰にでも聖霊がともにあります。私たちの存在目的は、神を信じて平穏に暮らすためではなく、神の働きをするためなのです(エペソ2:10)。

聖霊を受けるということと、聖霊に満たされるということは違います。イエスを信じるとき、聖霊の助けによってイエスを主と信じ受け入れることができます(Ⅰコリント12:3)。このときから聖霊はその人とともにおられるのです(ヤコブ4:5)。しかし、聖霊に満たされるということは、その人の心が聖霊によって支配され、預言したり異言を語ったりすることです。

約2000年前のペンテコステの日、イエスの弟子たち上に聖霊が注がれました(使徒2:1-4)。そのとき、弟子たちは聖霊に満たされ、異言を語りました(使徒2:4)。ですから、私たちは誰でも聖霊を受け、また満たされることができるのです。

3.聖霊のバプテスマを受けるには

サウルはサムエルからアドバイスを受けました。「歩いていくと2人の人に会う。失われたロバが見つかっているので心配ないことを教えてもらえる。さらに行くと、やぎとパンとぶどう酒をもつ3人の人に会い、その人からパンをもらう。さらに行くと、神を賛美する集団に会う。その時、神の霊があなたに激しく下り、あなたは預言し、新しい人に変えられる。そうしたら、手当たり次第、なんでもしなさい。」サウルがサムエルのアドバイスの通りにすると、その通りになりました。

聖霊を受けるために大切なことは、私たちも御言葉にしたがって歩むこと、霊的なパンである神の御言葉を食べて歩むこと(マタイ4:4)。教会に加わり、聖霊に満たされるよう祈り求めることです。主は私たちを聖霊で満たしてくださいます。私たちも聖霊に満たされ、聖霊によって神の働きをしていきましょう。聖霊に満たされるため、主に聖霊の満たしを求めて祈りましょう。

まとめ

私たちが救われたのは神の働きをするためです。そのために聖霊が注がれているのです。サウルが聖霊に満たされたように、また、ペンテコステの日に弟子たちが聖霊に満たされたように、私たちも聖霊に満たされましょう。私たちがイエスを信じているのに、まだ聖霊に満たされていない場合は、聖霊に満たされるように祈り求めましょう。

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