2015.05.31

イエス様の憐れみ

マタイ9:35-38

イエス様は神の子の権威のあるお方でしたが、病人やみことばを聴いていた群集に対してなど、人々に憐れみを示していました。このことから、私たちはどのように主に仕えたらよいかを学びましょう。

1.世の中の人々に神様の愛のメッセージを伝える

イエス様はすべての町や村を巡り、神様の愛のメッセージを伝え、失われた人々を探されました。それは神様の方が先に私たちを愛してくださったということです(Ⅰヨハネ4:19)。

イエス様は行く先々の町や村で神の国のことを教えて下さいました。マタイ5-7章の山上の垂訓のようなメッセージだったことでしょう。それは私たちに対する神様からの大切な任務であり命令でもありました。イエス様がされたように私たちも人々を教え導くことが大切です(マタイ28:20)。

また、イエス様は悔い改めを宣べ伝えられました。天の御国が近づいたからです。悔い改めるなら誰でも天の御国に入れるのです。

さらにイエス様は町や村で人々を癒してくださいました。イエス様は将来、完全なるいやしを与えて下さいます(黙示録21:4)。苦しんでいる人は祈り賛美して力を受けることができるのです(ヤコブ5:13-16、ガラテヤ6:2)。

2.世の中の人々の悲しみを知り、憐れむ

イエス様は群集が羊飼いのいない羊のように弱り果てているのを見て、憐れまれました。羊は羊飼いが導かなければ、餌を食べられなかったり、獣に襲われたりして生きられません。同様に人間も神様が必要です。イエス様は神様の愛を知らずに生きる人々を憐れんで下さいました。

私たちも世の中の人々を見て、神様の愛を知らずに生きることの悲しみを感じ、憐れむ者になりましょう。無関心であってはなりません(Ⅰペテロ3:8、ヤコブ5:11)。

3.世の中に福音を伝える働き手を祈り求める

人々は神様の愛のメッセージをとても喜び、たくさんの人々がみことばを求めてきました。
収穫は多いのです。畑は色づいて刈り入れるばかりになっているのです(ヨハネ4:35)。

収穫の時は逃してはなりません。今こそ一斉に収穫をする時なのです。ところが残念なことに働き手が少ないのです。このような緊急のときに私たちはよく慌てます。しかしイエス様は、祈りを命じられました(マタイ9:38)。自分の計画が優先なのではなく、神様のみこころをなすことが大事です。そのためにはまず祈ることです。そうすることで神様のご計画が与えられるのです。
アンテオケ教会では、主を礼拝し、断食していると、聖霊がバルナバとサウロを聖別して福音を伝える任務に就かせるようにと言われました(使徒13:1-3)。

このように私たちも世の中に出て行って福音を宣べ伝え、人々に憐れみをもち、働き手を求めて祈る者になりましょう。

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