出エジプト7:16-12:42
260322
エジプトはイスラエル人を奴隷として働かせ虐待してきました。イスラエル人が神に叫び求めると、神はイスラエルを救うために働き始められました。イスラエル人は神との契約が与えられていました。アブラハムの子孫であるイスラエルを祝福する者は祝福され、呪う者は呪われるのです(創12:3)。
こうしてエジプトに10の災いが下りました。しかし、エジプトに下った災いの中に、神の救いもありました。災いの中にある神の救いを学びましょう。
1.全能者なる神を認めるなら災いは止む
モーセはファラオにイスラエル人を去らせ、神に仕えさせよと言いました。しかし、ファラオは神を認めず、イスラエル人を去らせませんでした(出5:1-2)。そこでファラオの治めるエジプトに10の災いが下りました。
最初の災いは水が血に変わり、水が飲めなくなってしまうという災いでした(出7:19-20、24)。次にカエルがエジプト中に溢れるという災いでした。さらに次はぶよ、次はあぶがエジプト中にあふれました。さらに次は疫病、次は腫物、次は雹、次はイナゴ、次は暗闇でした。こうして、益々ひどい災いになり、最後は長子が死ぬという災いでした。
神にとってエジプトを滅ぼすことは簡単です。しかし、この災いはエジプトを滅ぼすためではなく、エジプトが主を知り、主の力を認め、主の前にひれ伏すことが目的でした(出7:4-5、16-18)。神を認めるということは神に従うことです。ファラオは一つの災いが去ると、また心を頑なにして、神に従いませんでした(出8:13-15、28-32、9:34-35)。すると、災いはだんだん激しくなっていきました。ファラオが神を認め、早く悔い改めて神に従えば災いは止んでいたことでしょう。ファラオは大変強情な男でしたが、このファラオの性質は人間の性質でもあります。私たちも主の恵みにより日々守られているということを忘れてはいけません。私たちも神に従おうとしない頑なな心を悔い改め、神を認め、従うことが大切です(箴言3:5-6)。
2.災いの中にある神の救い
こうして様々な災いがエジプトを襲いました。しかし、主はイスラエルを守られました(出9:4, 26, 10:23)。そして10番目の災いは長子の死でした(出11:5-6)。神はこの災いから守られる方法を示されました(出12:3-14、とくに12:3-7、12-13)。子羊をほふり、その血を家の門柱とかもいに塗ることでした。イスラエル人たちはこのようにしたので、その家の者たちは死の災いから守られました。しかし、エジプト人たちはそうしなかったので、彼らの長子は死んでしまいました。ファラオの家の長子も、身分の低い者の長子も、また家畜の初子ですら死にました(出12:29)。
イスラエル人たちが救われるために、子羊が犠牲にならなくてはなりませんでした。この子羊はイエス・キリストを意味します。イエスは神の子羊です(ヨハネ1:29)。私たち人間は神の前では罪人であり、滅びるべき存在です。しかし、私たちが救われるためにイエスが犠牲となられ、十字架にかかり血を流して下さいました。
子羊の血が門に塗ってある家は、死の使いがそこを通り過ぎました(出12:12-13)。そして、その家にいる者たちは死から救われました。同様に、私たちもイエスを信じ、その信仰を告白をすることで救われるのです(ローマ10:9-10、マルコ16:16)。すなわち、イエスが私たちの罪のために十字架にかかり血を流して死なれたこと、そして葬られたこと、そして3日目に甦り、今も生きていることを信じることです(Ⅰコリント15:3-4)。
3.これから起こる世界に対する災い
エジプトに下った災いは過去のものだけというわけではありません。私たちが神を捨て、従うのをやめてしまうとき、災いが起こると書いてあります(申28:15, 27, 60)。私たちは主から離れないようにしましょう。
さらに、終末時代にも人間の罪に対する神の裁きと災いが預言されています。黙示録にも、水が血になる災い(黙8:8、16:3-5)、雹の災い(黙8:7、16:21)、カエルの災い(黙16:13-14)、悪性の腫物の災い(黙16:2)、イナゴの災い(黙9:3-6)、暗闇の災い(黙8:12、16:10)などです。しかし、同時に私たちに対する救いも用意されています。それはイエスを信じることで主の裁きの災いから守られるということです(ヨエル2:30-32、ヨハネ3:16)。主から離れず、いつも主に従う者となりましょう。
まとめ
私たちはどんな時も神を認め、神に従うことが大切です。神を認め、神に従うなら祝福があります。しかし、神を無視し、自分勝手に生きるなら、神に裁かれ、災いが下り、最終的には滅びてしまうのです。私たちが滅びないように、救いが用意されています。それは主イエス・キリストです。まだイエスを信じていない人はイエスを信じましょう。もう信じている人は、イエスの犠牲によって救われたことを心から感謝しましょう。エジプトの災いはこれからも起こります。ですから、私たちはいつも主とともに、慎み深く歩み、教会で互いに励ましあうことが大切なのです。
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