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ダビデとゴリヤテの話は有名です。しかし、イスラエル人たちは、その戦いを見てどう思ったでしょうか。今日はイスラエル人たちに焦点を当てて御言葉を学んでみましょう。

1.主を信頼しよう

イスラエル人たちはペリシテ人たちと向かい合いました。ペリシテ人から代表戦士ゴリヤテという3m近い巨人が現れました。イスラエルが負けたら、ペリシテ人の奴隷にならなければなりませんでしたが、誰もゴリヤテに立ち向かうことのできる者はいませんでした。

a)すぐに主の助けが来なくても、なおも主を待ち望もう

イスラエル人たちは敵に降参しませんでした。降参したら奴隷になるだけです。主の助けを待つことが大事です。仕事がうまくできずに悩んだり、人から嫌がらせを受けたり、生活が困窮したり、心身の病で苦しんだりして、祈ってもすぐに主の助けがないときでも、さらに主を待ち望みましょう。主は必ず助けてくださいます。(詩篇43:5ヘブル10:37イザヤ46:13)。

b)主が与えてくださったイエスを信じよう

このとき、少年ダビデが戦場のイスラエル人たちのために、パンやチーズをもってやってきました。ダビデはゴリヤテの言葉を聞いて怒り、巨人と戦って打ち殺すと言いました。神はイスラエル人のために、代表戦士ダビデを与えてくださったのです。しかし、多くのイスラエル人はダビデが勝つとは思っていませんでした。ゴリヤテは強くて、ダビデは弱いと思ったことでしょう。私たちの世界にイエスが神から遣わされて来てくださいました。世の中の人たちは、信仰が何になる!と言って信じないのです(イザヤ53:3-6)。しかし、イエスこそ神の御子、敵を打ち砕く王の王、救い主です。イエスを信じるなら、罪が赦され、神の子どもとなります。イエスの御名によって祈るとき、いかなる必要にも神が応えてくださるのです。イエスは私たちのすべての問題を解決し、どんなに強い敵をも打ち砕く方です。どんな問題も、イエスを信じて乗り越えられると信じましょう。

c)主の働きを妨害してはならない

エリアブには、ダビデがただの生意気な少年にしか見えませんでした。エリアブはダビデの戦いを妨害しようとしたのです。主はいつも私たちのために戦っておられます。しかし、私たちがイエスを信じないなら、主の働きを妨害しているのです(マルコ6:4-5)。私たちは主の勝利を信じ、主の働きをサポートしましょう。教会に集まり、神の御業がもっと広がるように祈り、行動しましょう。

2.ダビデの勝利に続いてイスラエルも戦う

a)落胆を捨て、喜ぼう

ダビデがゴリヤテに勝ったとき、イスラエル人はすべての落胆や絶望を捨て、大喜びしました。イエスも十字架によって、私たちのために救いの道を開き、死に打ち勝ち、神の右の座につかれました。イエスの大勝利です。主が私たちの代表として戦い勝利したということは、私たち皆に喜びをもたらしたのです。ですから、落胆と絶望を捨て、喜び踊りましょう(ピリピ4:4)。

b)イエスに続いて、私たちも主の業に励もう

イスラエル人はダビデがゴリヤテを打ち殺したとき、一斉にときの声を上げてペリシテ人に攻め込みました。私たちもイエスに続いて、主のために戦いましょう(ヨハネ16:33Ⅱテモテ2:3)。主の働きを全力で取り組みましょう。

c)イスラエル人が戦うのは義務でもある

敵はゴリヤテだけではありませんでした。その後ろには、大勢のペリシテ人兵士がいました。ですからイスラエルも戦いました。それはダビデのためである以上に、自分たちが奴隷から解放されるためでもありました。イスラエル人が戦うのは義務でもあったのです。主はサタンの頭を打ち砕いて勝利しました。しかし、まだ大勢の悪霊たちが世界の人々を惑わし続けているのです(エペソ6:12)。ですから、私たちの戦いはまだ終わっていません。一人でも多くの人々が救われるように、戦い続けていかなければならないのです。主の業に励むのは今しかないのです(ヨハネ9:4-5)。私たちはチャンスを生かして福音のために働きましょう(エペソ5:16)。また、主を第一に求め、共に集まり、祈りに励み、御言葉を学び行いましょう。

 

まとめ

私たちは困難のとき、すぐに主の助けが来なくても、主を待ち望みましょう。主から与えられた救い主イエスを信じましょう。主の働きを妨害せず、かえって主の働きをサポートしましょう。主の勝利に続いて、私たちも主の働きに取り組みましょう。

ゴリヤテは倒されましたが、鉄の鎧をまとった次の巨人が現れます。その巨人は世界を支配し、信仰者を滅ぼそうとしている獣です。この世界の権威と力をもった反キリストの勢力です(ダニエル2:31-457:7-8)私たちは命を惜しんで、敵の元に逃げ帰ってはなりません。救い主イエスを待ち望みましょう。その時が来れば、主は来臨の輝きをもって、サタンの勢力を一掃されるのです。

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