18.06.24

いつも神様を祈り求め、感謝の祈りをささげることは、どれほど大事なことなのでしょうか。そして、そのような人生は、どのように素晴らしいのでしょうか。ダニエルの信仰を通して学びましょう。

1.日々神様を求めて祈ることは人生の祝福となる

ダニエルは少年のころ、ユダの捕囚となり、バビロンの王のもとで教育を受けて育ちました。恐らく彼は両親から離れていたので、神様だけを頼って育ったのでしょう。やがてメディアとペルシャの時代となり、彼は国の大臣となり、さらにその大臣たちの長となろうとしていました。彼には神様の霊が宿っていたので、他の大臣たちより優れていました(ダニエル6:3)。彼はいつも神様の御前にひざまずき、日に三度、祈り、感謝をささげる人だったのです。

祈りの中で主との交わりを深めてゆくなら、神様の霊が宿り、私たちは神様の働きをするようになるのです。それは私たちの人生にとっても大きな祝福なのです(エレミヤ29:11-14)。神様は私たちに主を求めるようにと命じておられます(詩篇105:4)。

2.どんなときにも神様を祈り求めよう

ダニエルをねたむ悪者たちは、彼を訴えようとしましたが、彼には何の落ち度もありませんでした。そこで、悪者たちは、「30日間、王以外の者に祈願するなら獅子の穴に投げ込まれる」というひどい法律を作ってしまいました。しかし、そのような時でもダニエルはいつものように、神様への感謝の祈りをやめませんでした(ダニエル6:10)。ダニエルは命の危険があっても神様に祈り求める信仰者だったのです。

神様のみことばを守り、誠実に生きることはとても大切です。しかし、それだけでなく、日々神様を求め、感謝をささげていくことも大切です。困難なことがあっても神様に助けを祈り求め、感謝をささげていきましょう(ピリピ4:6-7)。

今の時代は様々なものが私たちを祈りから遠ざけています。仕事の膨大さ、忙しさ、疲れ、テレビ、パソコン、電話の長話、ゲーム、怠惰、などなどです。終末が近い今、もう一たび、本当に大切なものはなんであるかを思い出しましょう(Ⅰペテロ4:7)。そして、日々のデボーションで、主を祈り求めていきましょう。

3.神様を信頼し、感謝の祈りをささげる人は守られる

ダニエルは神様を信頼し、日々祈っていましたが、それでも獅子の穴に投げ込まれてしまいました。しかし、神様はみ使いを送り、獅子の口をふさぎ、ダニエルを救われました。

神様を信じていても災いが襲ってくることはあります。しかし、神様を信頼し、感謝の祈りをささげる人には、神様が守ってくださるのです(詩篇91:15-16イザヤ26:3ローマ9:33)。最後まであきらめずに神様に信頼し、感謝の祈りを捧げ続けましょう。

私たちも日々ダニエルのように神様を祈り求め、感謝をささげる者となりましょう。忙しさや心配事や、様々な雑用で祈りが疎かにならないで、反って神様を信頼して感謝の祈りをささげましょう。

 

<以下聖書箇所メモ>

ルカ11:9「求めなさい。そうすれば与えられます。たたきなさい。そうすれば開かれます。」

Ⅰ歴代誌16:11詩篇105:4「主とその御力を尋ね求めよ。絶えず御顔を慕い求めよ。」

イザヤ55:6「主を求めよ。お会いできる間に。近くにおられるうちに、呼び求めよ。」

アモス5:4「わたしを求めて生きよ。」
5:6「主を求めて生きよ。」

ローマ9:3310:11Ⅰペテロ2:6「彼に信頼する者は、失望させられることがない。」

ガラテヤ6:9「善を行うのに飽いてはいけません。失望せずにいれば、時期が来て、刈り取ることになります。」

Ⅰペテロ4:7「万物の終わりが近づきました。ですから、祈りのために、心を整え身を慎みなさい。」

イザヤ26:3「志の堅固な者を、あなたは全き平安のうちに守られます。その人があなたに信頼しているからです。」

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