250727

人々が乗っている船は、大嵐によって難破しそうになっていました。その時人々はどのようにして助かったのでしょうか。私たちも難破する船に乗っている人々と同様です。

この世界は確実に滅びに向かっているからです。私たちは神に守られ生きるにはどうしたらよいでしょうか。御言葉から学びましょう。

1.自分の判断だけに従って生きることは危険

パウロは断食の季節(10月頃)が過ぎていたので、嵐になる危険があるから船を出さない方がよいと忠告しました。パウロの忠告は、状況から見れば当然のことでしたが、人々は暖かいところで冬を過ごしたかったのです。乗客たちは危険を避けるよりも自分たちの快適さを優先したのです。航海士や船長の判断を信用し、穏やかな南風も吹いてきたので、安心して出航しました。パウロは航海の専門家ではありませんでしたが、この時期に海が荒れることは知られていて、もう何日かしたら航海が禁じられている時期になるところでした。乗客たちはパウロの正しい判断に従うべきだったのです。

今の時代は世界中に罪が満ちています。ノアの時代の洪水前のように人々は自分勝手に欲望のままに生きています。ですから神の裁きがないはずがありません。多くの人々は、まさか自分たちの世界が滅びるとは考えていません。しかし、神なしの判断では、一番良い方法を選んだつもりでも、実は滅びに向かっているのです(箴言14:12)。神に従って生きることが一番安全であり、良い方法なのです。何かをしようとする時、それが神の御心かどうかを神に尋ね求めることが大切です(ヤコブ4:15)。自分の判断だけに頼らず、神の御心を求め、神に従うことで道は開かれるのです(箴言3:5-6)。

2.主の御言葉を聞いて希望が与えられる

人々はひどい嵐に遭い、あらゆる財産を失い、最後に命も危なくなりました(使徒27:20)。このとき、パウロは神の語りかけを受けたので、皆に伝えました。パウロは「元気を出しなさい。いのちを失う者はひとりもありません。」と言いました。皆はパウロの言葉を聞いて、自分たちの失敗に気づきました。しかし、神の守りがあることにかすかな希望を持ちました。私たち人間は失敗しやすいのですが、神が正しい道へと導いてくださいます。神に従うなら私たちは守られるのです。

このとき、神の助けは、「船が失われる」ということとセットでした。神の助けを期待するなら、富と財産に対する執着を捨てなければならないのです。

次に、パウロは人々を励まし、食事を勧め、「髪一筋も失われない」と励ましました。主も私たちの守りを約束しておられます(ルカ21:10-19)。人々が食事をして元気づいたように、私たちも霊的な食事を通して、心に喜びと希望が与えられるのです。人はパンだけで生きるのではなく、神のみことばで生きるのです(マタイ4:4)。イエスの元に行けば、癒され、御言葉を聞いて元気を得ることができるのです(マタイ11:28-30)。

3.互いに助け合って一つになる

途中、水夫たちはボートを使って自分たちだけ逃げようとしていました。そのとき、パウロは「あの人たちも船に留まっていなければ皆が助からない」と言いました。彼らは一つになって争いのないようにしていなければなりませんでした。私たちも互いに愛し合い、一つとなって、励まし合い、助け合うことが必要です。仲間割れしてはなりません(Ⅰコリント3:4-7)。

そのとき、兵士がボートの綱を切って捨てました。そのため、全員が船に留まり、皆で一緒に助かろうという気持ちになったことでしょう。私たちも自分さえ助かれば良いという考えを断ち切っていかなければなりません。

その後、彼らは砂浜を見つけました。船は座礁してしまいましたが、皆で砂浜に向かって、板切れにつかまったりして、泳ぎ始めました。皆が協力しあって全員が無事に陸に上がり、助かりました。神の御言葉の通り、船は失われましたが、誰一人命を失う者はなく、神の守りがありました。主は私たちに互いに愛し合うようにと言っておられます(ヨハネ13:34)。日々ともに集まり、互いに励ましあって、主の日を待ち望みましょう(ヘブル10:25)。

まとめ

今、この世界全体が滅びに向かっているという危険な状況にあるのに、自分の生活をよくすることだけを考えている場合ではありません。神の御言葉を聞きましょう。霊的な目を開かせていただきましょう。希望をもち、兄弟姉妹たちと互いに愛し合い、励ましあいましょう。この世のものに執着せず、ただ主に従いましょう。主は私たちのために安全な場所を用意してくださっておられるのです。

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